誠也side ページ26
誠也side
グループの結成発表して掛けてきてくださった以来やし、仕事中やと思うから出るかな…と思いつつ掛けてみる。
プルルル…プルルル…プルr
東雲母「もしもし？誠也くん？」
「もしもし？誠也です！ご無沙汰してます！」
東雲母「こちらこそよ。どないした？」
「突然なんですけど、ファンレター送ってくださいました？」
東雲母「ファンレター？えーっと…。」
「白い封筒に入ったやつです！」
東雲母「あ！あれな！」
「それです！」
リチャ「それです！ってなんやねん。笑」
東雲母「急にお義母さんから送られてきて、「そのままポストに入れてほしい」って頼まれてん。」
「お義母さんから…中は見てないんですよね？」
東雲母「せやで？ファンレターやったん？」
「そうなんです！！たぶん、Aからの！」
東雲母「え！？」
「筆跡的に、せーちゃんって書いてあったからAや！と思って。」
東雲母「せやからか…！消印あったら住所絞られるからってことや。わざわざゆうパックに封筒だけ入っとってん。」
「やから封筒の消印がそこの近くだけやったんすね。」
東雲母「そういうことやな…。」
「Aが、「いつも見てるで！」って書いてくれとって。…ただただ嬉しくて。」
東雲母「あー、アカン。泣かせにこんとって！笑」
「別に泣かしにいったわけじゃ…。笑」
東雲母「涙声で電話されたら泣くわ！笑」
「泣いてへん！」
東雲母「嘘や！リチャくん、誠也くん泣いとるやろ？」
リチャ「…はい。泣」
東雲母「あら？３人ともやったか…。笑」
「あの、俺たち頑張ります！Aが見てくれとる限り。」
東雲母「せやね！東雲家も頑張るな！」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年9月10日 21時
