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正門side ページ23
正門side
あのときは絡みもないし「謎やなぁ。」で終わったけど、Aぇ！groupになった今、仕事のときは誠也くんと顔を合わせるのが当たり前になった。
そうなると、とうしても頭に浮かぶのはあの日のこじけんとの会話で。
本人に聞いてみたいけど聞く勇気はないし、あの様子からリチャくん、丈くんも知ってそうやけどやっぱり聞かれへん。
もし隠したいことやったとしたら、俺なんかが踏み入っていいわけないし。
そんな思いが募って、聞けずにいた。
ある日、俺、大晴、こじけん、晶哉の４人で遊びに行くことになった。
遊んだ帰り、みんなで夕食を食べに行ったとき。
大晴「リチャくんと誠也くん、意外と絡みやすいよな。」
晶哉「ですよね！誠也くんとか、思ってたよりイジりやすくて。」
「いじりやすくしてくれとるん、ありがたいよな。」
小島「誠也くんとか、めっちゃ尖ってたやん？」
大晴「誠也くんAぇ！groupなる前、めっちゃ怖かったよな。昔なんか噂？あったし。」
大晴が何気なく言ったこの一言で、俺とこじけんはあの会話を思い出して目があった。
晶哉「噂なんかあったんですか？」
大晴「晶哉知らんの？」
晶哉「たぶん知らないですね。」
大晴「なんか、誠也くん記憶喪失？みたいな噂やねんけど。」
ビンゴや。
大晴「まっさんとこじけんは？聞いたことある？」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年9月10日 21時
