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誠也side ページ12
誠也side
なぜか東雲家に連れていかれた俺。
引っ越して以来会うことも連絡する機会もなかったけど、久しぶりに会ったしのママたちは元気そう。
２人とも家で仕事をしとったらしく、笑顔で出迎えてくれた。
リチャ、丈、しのパパ、しのママの４人で何かを話しとって、リチャが…謝っとる？
待っとけと言われたところで見とって、話し終わったと思ったら「末澤こっち来て。」って手を引かれた。
2階に上がって丈が開けたドアの部屋に入ると、明らかにしのママたちのではない部屋。
誰の部屋…？と思いつつ座るとリチャと丈が「あのときのまんまやなぁ」とか話し出すから流石に我慢できひんかった。
「もうさ！話してや。」
リチャ「せやな。まず、勝手に連れてきてごめん。」
丈「ごめん。」
「それはええねんけど、なんでここなん？」
リチャ「それは、Aについて話すためやろ？」
「Aって子について話すのになんで東雲家なん？って聞いとんねん。しのママたち、子どもおれへんし関係なくない？」
丈「それも！今日話すから。」
「分かった。」
リチャ「ほな、末澤相手に回りくどく言ってもしゃーないからAが誰か、先に伝えんで？」
「おん。」
リチャ「Aはしのママとしのパパの子どもや。」
「え？しのママたちには子どもおらへんやろ？」
丈「末澤が…忘れとるだけや。」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年9月10日 21時
