リチャside ページ2
リチャside
「あんな？末澤のことやねんけど。」
丈「…おん。」
「昨日の夜、ウチに来てん。」
「それで、…色々話してんけど………。」
丈「ゆっくりでええよ。」
「今朝起きたら末澤、Aのこと忘れてた。」
丈「…それ、薬は本物やったってこと？」
「……そうなんちゃうかな。」
丈「あんなにA好きやったのに忘れたん？」
丈「しのママは？しのママたちのことも？」
「たぶんな。」
丈「そんなこと…そんなことっ！」
丈にティッシュを差し出す。
俺は昔から感情表現が苦手で泣いたらスッキリするのになってときにも泣かれへん。
それを分かってかは知らんけど丈は俺に
丈「リチャも泣いてええんよ!? 辛いやろ!?」
って言った。
なぜかこのときだけは感情に素直になれてん。
「…ｯ!」
涙が枯れるまで２人でただただ泣いた。
特に話を聞いてもらった訳じゃないけど、同じ気持ちの人が隣におってくれるってだけで家に来たときとは比べものにならへんくらいスッキリした。
涙が枯れた後はこれからの末澤への対応についてたくさん話した。
東雲家に関することは話さないこと。
もし末澤に何かあったらすぐに共有すること。
Aには絶対に会わへんようにすること。
大切な末澤とAを守るために、俺たち２人が出来ることを時間を掛けて頑張って考えた。
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鶴(プロフ) - 妃楼さん！読んでいただきありがとうございます！メッセージ、正解です！初めてコメントを頂いたのでとても嬉しいです!!長いと自負しているので一気読みしてくださるほど愛していただけると知れてこれからも頑張ろう！と思いました！妃楼さんもお体に気を付けください！ (8月18日 21時) (
レス) id: e16ce7ad76 (このIDを非表示/違反報告)
妃楼(プロフ) - 初めまして!昨日このお話に出会い、追いつきました。私も兵庫に住んでます！あの手紙のメッセージ、縦読みで｢忘れないデ｣ですよね！素敵です！これからも楽しみにしてます！鶴さんの無理ない範囲で、 頑張って下さい。毎日暑いので、お身体にお気をつけ下さい！ (8月14日 21時) (レス) id: 617c3b12c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年8月13日 23時
