見つけてほしかった３【Seiya. S】 (ページ46)

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誠也side ページ46

誠也side

寝る準備をして、新しい自分の部屋に入る。

ベッドに寝転んでスマホを触っとったらオカンからLINEが来た。

末澤母新しい家、どう?
誠也だいぶ慣れたかな。智弘とも居心地良いし、レッスン場近いし。
末澤母ええやん!明日も頑張れー!

おやすみのスタンプを返して寝る。

引っ越しのときは何も言うてへんかったけど、心配してくれたことに安心してリラックスできた気がする。

今日は色々と忙しかったから疲れてたのもあって気付いたら瞼が下がっていった。

？「……ん！ ……ちゃん！ …せーちゃん！！」

誰か俺のこと呼んでるくない？せーちゃんなんて幼なじみくらいからしか呼ばれへんけど。

「どうした？ ○○？」

これ、俺やな…夢か？

？「何歌う～？」

「○○の好きなやつでええよ？」

夢の中の俺は、たぶん俺を呼んでた子の名前言っとるのにそこだけ声が聞こえへん。

？「んー、じゃあアレで！」

「ええよ～。」

これ、何の夢や？

女の子の声は聞こえるのに姿は白いモヤがかかったみたいに見えへん。

夢の中の俺はめっちゃ楽しそうで女の子と仲ええんやなってわかるもん。

妙にリアルな夢やねん。俺と女の子の会話を第三者の目線で見とる感じ。