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リチャside ページ42
リチャside
15階くらいまで直通のエレベーターは引っ越し業者の方が使ってはったから各階停止ので大人しく向かう。
平日のお昼時やし、乗ってくる人が少ないから意外とすぐ着きそうやな〜って話してた9階と10階の間。
10階で止まると、お母さんとちょうどAくらいの年齢の制服着た小さな女の子が乗ってきはった。
そこまでは良かってん。ただ、ちょっとした事件があって。
女の子が末澤の方をずっと見つめてて末澤もそれに気付いたんよ…。
末澤が女の子に声かけてん。
誠也「どうしたん？」
女の子「…お兄ちゃんイケメンやな〜思って。///」
母親「え！そんなこと突然言ったら失礼になるかもやで？…初対面やのにすいませんね。」
誠也「いえいえ！気にせんとってください！笑 少しこの子とお喋りしても良いですか？」
母親「はい！この子、男兄弟おらんから嬉しいと思います。」
誠也「(ペコッ) お姉ちゃん、何歳なん？」
女の子「んーと、5歳！」
誠也「5歳か〜。幼稚園通っとるんかな？」
女の子「そう！今日は幼稚園がお昼までやったから帰っとる。お兄ちゃん、お名前何て言うん？」
誠也「そうなんや！俺は、せいやって名前やで。」
女の子「せいや君？」
誠也「そうそう。」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年7月2日 16時
