見つけてほしかった３【Seiya. S】 (ページ41)

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誠也side ページ41

誠也side

オカンが運転してくれて俺とリチャは無事に新居(？)となるマンションに着いた。

えっ、なんか思ってたんとちゃうねんけど…。

オカンたち、ここに１人で住まわせようとしてたん？

いや、俺が思ってたのは７階建てくらいのマンション？アパート？やねんけどな？

普通に…タワマンやん、ここ。

引っ越し業者さん曰く、23階建てらしい。立派なタワマンやな。

オカンが持っとる鍵はこのマンションの…2301室。

ここのマンションは23階建て。

オカンの鍵は2301室。

…ん？もしかして？

「オカン？」

末澤母「ん？どしたん？」

「俺の部屋、何階？」

末澤母「んーと、23階やで？」

「このマンション何階建てか知っとる？」

末澤母「知らんなぁ。」

「23階やで？」

末澤母「…ほんなら最上階やな！良かったな！」

「え？知らんかったん？」

末澤母「おん。急ぎやったからネットで部屋見ただけで内見も来とらんしな。たまたまこの部屋が空いたからすぐ契約してん。」

「嘘やろ…？」

ホンマやって！って爆笑しとるけど、絶対に即契約できる家賃ちゃうやろ、オカン。笑

オカンの行動力に俺もリチャも苦笑いしつつエレベーターで部屋に向かっとった。