見つけてほしかった３【Seiya. S】 (ページ30)

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リチャside ページ30

リチャside

急に謝ってきた末澤。

言いたいことはズバズバ言うけど気を遣いすぎるところもあるコイツのが謝る理由はなんとなく分かってんけど一応聞いてみる。

「…何が？」

誠也「ホンマは分かっとんねん。リチャの今の立ち位置は辛いのに、俺が甘えとることくらい。」

「……。」

誠也「ほら、Aの気持ちも俺の気持ちもよお分かるやろうから。」

「まぁそうやな。」

誠也「俺はリチャに話して楽になるけど、リチャは俺の気持ち聞いて、Aの気持ちも想像して、それを誰にも話されへんわけやろ？」

「…せやで。」

誠也「よな…。ごめんn」
「でも！！」

誠也「？」

「末澤が謝る必要ない。」

誠也「え？」

「確かに、末澤の気持ちもAの気持ちも分かる。でも、俺はそれも見越して「話聞くで」言うてんねん。…辛いけど！俺よりも末澤の方が辛いの分かるから力になりたい思うてん。」

誠也「リチャ…。」

「甘えとる？むしろ今甘えへんかったら何してでも頼らせる気やったからな。」

誠也「…ありがと。」

気持ちは伝わったみたいやな。

そろそろ最終兵器投入するか。