見つけてほしかった３【Seiya. S】 (ページ15)

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You side ページ15

Aside

ギターにアンプを繋いで、試しに弾いてみる。

Aの好みの音で、やっぱりこれで良かったと思った。

せーちゃんに作った歌の早弾きの部分の練習をしとったらドアが開く音がした。

誠也「来たで～。」

お手伝いさんたちもみんな勢揃いで来たからびっくりしたけど、愛されてるなって思えたからOK。笑

「何弾こうかな～。」

誠也「あれでええんちゃう？嵐さんの『Happiness』とか。」

「！せやな。弾いてみよ。」

軽いからずっと持ってても苦じゃないし、一つ一つ手作りのネックが手に馴染んで弾きやすい！

このギターがこれからの相棒になる気がした。

曲の途中でせーちゃんを見たら笑顔でこっちを見てたから嬉しくて一瞬コード飛んだのは内緒。笑

このギターくれたせーちゃんのためにも、もっと上手くなるって決めたで！

弾き終わったらみんなでワイワイしながら１階に戻る。

みんな代わる代わる誉めてくれて幸せやった。

大きいケーキも食べて、お手伝いさんたちからのプレゼントとして5000円分の図書カードを何枚か貰った。

毎年図書カードをくれんねんけど、言ってしまったら仕事場の家の子供なんか自費で誕プレあげんくてもええのになって考えてまうねんな。

その度にみんな優しいなって思うねん。