誠也side ページ14
誠也side
Aはしのパパたちとの話を終えていたようで、俺をすぐ見つけて駆け寄ってきた。
A「それ！何!?」
って目をキラキラ輝かせて聞いてくるから
「誕プレやで！誕生日おめでとう。」
と言ってAに渡す。
早速床に置いて、ケースのロックを慎重に開けとる。
蓋を開けて真っ赤なエレキギターとご対面。
A「(……！)」
何も言わんから顔覗いてみたら…感動しすぎて声が出てへんみたいや。笑
やっと動いたと思ったら抱きついてきた。
A「これ！Aがこの前欲しいって言ったモデルのやん！」
「せやで？確証はなかったけど欲しいって言っとったなぁ思って買ってんけど、これでええ？」
A「これでええ。やなくて、これがええ！！」
「ほんなら良かった。笑 言わんでもええと思うけど大事に使こうてな？」
A「もちろん！笑 ちょっと弾いてきてもええ？」
「言うと思ったわ。笑 みんなで行く？」
A「ええよ！」
「先に準備しときーや。みんな連れてくから。」
A「分かった！」
小走りで防音室に向かってった。
しのママが来て…毎年のやつか笑
東雲母「誠也くん！あれはさすがに高いやろ!?」
「高かったけど、Aがよr」
東雲母「よろこんでくれるからええんです！やろ？笑 分かってんねんけど聞かずにはおられへんから。笑」
「心配はありがたいけどほんまに大丈夫な値段やから大丈夫！ それより！みんなで聞きに行きます？」
って言ったらお手伝いさんたちも含めてゾロゾロ移動し始めた。笑
贔屓目なしに上手いからもっと広まって欲しいなって思ったり、俺のために歌ってくれるあの時間を大切にしたいから広まらんとって欲しかったり…。
どっちにしろ今は聞きに行こ！笑
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年7月2日 16時
