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東雲母side ページ16
東雲母side
「なぁ、この手紙のこと、末ママたちにも言った方がええんやろか？」
東雲父「末澤家に余計な心配かけられへんから黙っとったけど、誠也くんの意識も戻ったし、話してもええんちゃうかな？」
「そうよな。とりあえず末ママと末パパだけに言っとこうかな。」
東雲父「病院行って話す？」
「そうしようかなって思っとるけど。」
東雲父「ほんなら車出すから一緒行こか。」
「ありがとう。」
道中は特に会話のないまま病院に着いた。
誠也くんの病室に行くと、末ママがおったから病室に主人と誠也くんを置いて、２人であの待合室に行く。
「なぁ末ママ？見てほしいものがあんねんけど。」
末澤母「何？」
今までの手紙を渡す。
末澤母「これって犯人からの手紙よな？宛名に『末澤家のみなさん。』っても書いてあるけど。」
「今までは誠也くんも大変やったし見せへんかったんやけど、Aの状況分からんのも心配そうやったから見せたんよ。」
末澤母「そうなん？ありがとう気ぃ遣ってくれて。」
「いや！もともと東雲家の問題やし、巻き込むのもどうかと思ったんやけど流石に不安になってもうて。」
末澤母「確かに、この書き方は不安になるよな。」
「せやねん。」
末澤母「まあ、今からは何でも言ってや！力になりたいし。」
「ありがとう！」
末澤母「ほな、病室戻ろか。」
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作者名：鶴 | 作成日時：2023年6月6日 17時
