誰が為２ (ページ9)

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誠也side ページ9

誠也side

メンバーのサポートのお陰で、スムーズに進んだライブ。

不安ももちろんあるけど、なんやかんやで楽しく歌って踊ってできてんな。

捌けるときも、基本的に３、３に分かれてとかやから隣で「次、この衣装です！」って耳打ちして教えてくれんねん。

大きなミスなく１公演目を終えて、夜公演までの間。

後輩が誕プレくれたから報告しようとしてんけど、他の５人はどっか行っとって。

日記書いとったら俺だけスタッフさんに呼ばれたから反省会しててん。

他の５人は呼ばへんの不思議やなとは思いつつ、夜公演に向けてちゃんとスタッフさんの意見を聞いた。

ほんで、始まった夜公演。

昼公演の記憶はしっかりあるから、ちゃんとアイドルしてMCタイム。

サプライズでケーキを頂いて、ホンマに嬉かってん。

その勢いのまま夜公演を走りきって、興奮冷めやらぬまま楽屋に。

「めっちゃビックリしてんけど！」

小島「サプラ～イズ！」

正門「昼公演終わりにスタッフさんに引き留めてもらったんですよ。笑」

「な！」

大晴「寂しかったんちゃいます？笑」

「寂しかったっていうか、不思議やってん。笑みんな居らんから日記書いとったら呼ばれてさ。」

晶哉「あ！日記！」

「ちゃんと今日のこと書いとるで？」

大晴「僕たちも書きます！」

５人にもノート回して、各々書き足してもらった。

家に帰って、あとは寝るだけ。

ホンマは寝たくないけど、明日もAぇとしてステージに立つには必要な作業やから。

腹括ってベッドに入った。