誰が為２ (ページ33)

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誠也side　　※ ページ33

誠也side

正門「…………何があったかは分からへんけど。僕はAぇ! groupを閉じるつもりはないです。」

小島「……俺もです。」

リチャ「…俺も。」

晶哉「……俺もそうです。」

「…俺もそうやな。」

正門「……じゃあ、Aぇ! groupは続けていくってことで決定で良いですか。」

みんなが頷いて、また沈黙。

そのまま５分くらいが経って、また役員数人が入ってきた。

役員「どうする？」

「……Aぇ! groupは続けます。」

締まる喉をなんとか開けて答えたら

役員「分かった。今から、ファンに向けての発表動画だけ撮影してもらうから。」

役員「おおまかな台本は作ってあるから。よろしく。隣の部屋で撮影して。」

そう言って、出ていった。

何が何やら分からへんまま、隣の部屋に行って。

カメラがまわり始めたと同時に正門が話しだそうとする。

ただ、流石にまだ心が着いていってないから話そうにも話されへん。

「……あの。明日でも良いですか。動画の撮影。」

役員「…分かりました。」

なんとか撮影を明日にしてもらって、役員は出ていく。

こんなに急に、あっけなく変わるもんなんやって。

みんなその場から動かれへん。

ホンマに10分くらい立ち尽くした後。

正門「…会議室戻りませんか？」

「今後について話し合うん？」

正門「とにかく色々。」

リチャ「そうやな。」

正門の一言で、さっきまで居た会議室に戻る。