誰が為２ (ページ30)

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誠也side ページ30

誠也side

不思議な感覚でフワフワしたまま、家に着いた。

そっから寝る支度して、ベッドに入ったのが1時。

遅くまでワチャワチャしとったからか、眠気に勝たれへんくてすぐに寝てもうた。

次の日。

起きて、１番に頭に浮かんだことは昨日のご飯会の記憶で。

「……やっぱり覚えとる。」

思わず独り言を言ってまうくらいには嬉しかった。

もうメモを見る必要もないし、日記を書く必要もない。

昔と同じ、普通の生活。

昨日のメンバーから話を聞いたばっかりやから、こんなに幸せなんやって実感するよな。

今日は１日YouTubeの収録。

電車でいつもの撮影場所まで行って、ドアを開けたら正門とリチャが居った。

正門「おはようございます！今日は最初に……そっか、もう要らんのか。笑」

リチャ「しゃーない。習慣やったからな。笑」

正門「完っ全に無意識でした。笑」

「おはよ。笑」

正門「はい、おはようございます。笑」

正門が、ホンマに流れるように今日の予定の話しようとしとって、正門の中の習慣やったんやなって。笑

そりゃ何年もしとったらつい口にも出るよな。

年下３人も、たまにさっきの正門みたいに俺のサポートしようとして「あっ！」って顔になる。笑

確かに、病気の間の記憶はないから助かんねんけど見とったら大晴とかハッキリ顔に出ててオモロいわ。笑