誰が為２ (ページ13)

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リチャside

それからまた月日は流れて、初めての東京でのアリーナ規模のライブ、全国ツアーまで成功させることができた。

５人とも、２、3年前とかのドリアイより見違えるほどサポートが上手くなっててんな。

特に晶哉とかは、よう周りを見てるからすぐに末澤んとこ行って「誠也くん！○○しましょ！」とか言うて自然に助け船出せるようになった気ぃする。

そして今日も今日とて、ありがたいことにグループ仕事でアイドル誌の撮影。

楽屋に入ったら、ちょうど晶哉が荷物置いてて

「あ、おはよ。」

晶哉「おはようございます！」

「今着いたん？」

晶哉「そうです、ホンマに今でしたね。」

「スタッフさんのとこ行かん？」

晶哉「行きましょ！」

２人でスタッフさんに撮影の詳細を聞きに行って、楽屋に戻る。

晶哉「３、３に分かれては久しぶりですよね？」

「それもここ２人に末澤の３人とか、そうそうないよな。」

晶哉「確かに、珍しいですね。笑」

そんな会話をしながら、今日のインタビューで末澤が話せそうな話題を２人でピックアップする。

しばらくして、大晴と小島も楽屋入りした。

小島「あら？まだまっさん来てへんの？」

晶哉「まだですね…。」

まだ時間にゆとりはあるとは言え、いつも俺より先が多い正門がここまで遅くなるのは珍しい。

みんなこれが今日１発目の仕事やから、前の現場が長引いてとかちゃうもんな。

LINEしても既読はつかへん。

大晴「まっさん、珍しく遅刻？」

小島「いや、まっさんやからないやろ。」

そんな話をしながら時間は過ぎ、本来なら最後に入る末澤とマネさんが入ってきてもうた。