誰が為２ (ページ1)

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晶哉side ページ1

晶哉side

「あっ、カメラさん。」

カメラ「誠也大丈夫そう？」

「あ～…お騒がせしました！」

カメラ「いやいや！大丈夫やで。元々リチャと大晴は別のカメラさんやからさ。」

「あ、そうなんすね。」

カメラ「そうそう。」

「誠也くんと何か話したりしました？」

カメラ「誠也居らんときのAぇの雰囲気心配やったんよ。って話しただけやねんな。」

「え？」

カメラ「前に、たまたま近くで撮影あってAぇの楽屋に挨拶しようと思って行ったんよ。」

「うん。」

カメラ「そのときに、覗いたら晶哉もこじけんも大晴も号泣で、他の２人はスタッフさんか誰かと話しとってん。」

カメラ「せやから、そのときは黙って去ったんやけど。」

まさか、あのときを見られとるとは思ってなくてびっくりした。

「あ…ちょうど飼ってる犬が入院してて、心配やったんよ。」

カメラ「そうやったんや。今は？」

「めっちゃ元気なった！」

カメラ「あっ、良かった！」

「やっぱり家族やから心配なってもうてて。ご心配お掛けしました！」

カメラ「いやいや！こちらこそ勝手にごめんな？」

「大丈夫！ほな、楽屋戻るわ。」

カメラ「ん！誠也落ち着くまで全然待つからな？」

「ありがとう！」

なんとなく、誠也くんのあの謝罪の意味が分かった気がした。