誰が為 (ページ45)

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大晴side ページ45

大晴side

雑誌の撮影って聞いたときからずっと考えとって、みんなからの反応も結合良い感じやったから嬉しいわ。

「ついでになんですけど、誠也くん？」

誠也「ん？」

「スマホ貸してくれませんか？」

誠也「スマホ？」

正門「何するん？」

「メモのとこにいろいろ残しとったら誠也くんも楽かなって思って。」

誠也「全然ええけど…？」

若干、疑問は残りつつみたいな感じやけどスマホを渡してくれた。

メモ機能を探して、構想しとったことをいろいろ打ち込んでいく。

不思議そうに覗き込んでくる５人。

「よし！できた！」

10分と少しくらいずっと打ち続けて、やっと完成。

「ここに【毎朝確認①】ってあるでしょ？」

誠也「おん。」

「ここを朝見たら、一通りの情報をまとめてあるんで理解しやすくなると思います。」

晶哉「【毎朝確認②】の方は何を書くんですか？」

「こっちは当日のスケジュールとかかな。」

正門「今後必要やなって思ったらここに別途追加していくってことやんな？」

「そうそう！」

小島「ええやん！」

そんなこんなで撮影に向けての準備は終わって、駄弁る時間の合間にリチャくんがノートを取り出した。

リチャ「今日、誰書く？」

誠也「俺が書く！」

リチャ「書ける？」

誠也「いける！俺、子どもちゃうねん。笑」

晶哉「背はちっちゃいですけどね。笑」

誠也「背ちっちゃい言うなや！笑」

誠也くんが、メンバーで回して書いた前のページを見ながら今日の日記をつける。

その間、誠也くんのスマホを５人で回してメモを各々書き足していく。

　
その時間は、不謹慎かもやけどみんな少し楽しそうで。

たぶん、久しぶりに元気な誠也くんと話せたからかな。