リチャside ページ44
リチャside
結局、あの後はグループLINEで話して何となくの役割を決めた。
丈も時々様子を見にきてくれて、アドバイスくれてん。
そして迎えた、末澤の退院の日。
５人揃って末澤を迎えに行く。
末澤の両親も居てはって、朝早くに来て病気のこといろいろ伝えてくれたみたい。
「おはよ。」
誠也「おはよ。」
「せっかくの退院の日で申し訳ないねんけど、ちょっと話し合いたいことがあんねん。」
誠也「ほんなら…ウチでええ？」
正門「大丈夫ですけど、誠也くんは大丈夫なんですか？」
誠也「うん。オカンたちもええよな？」
末両親『もちろん。』
「ほな、お邪魔するわ。」
俺と正門は末澤の家の車に乗せてもらって、３人はタクシーで向かう。
車内ではこの後の話し合いを少しでもスムーズに進めるように明日の仕事について説明中。
家について、そのまま直行で末澤の部屋に。
「明日、雑誌の撮影やんか。その役割とか、いろいろ決めたいねん。」
大晴「ですね！」
正門「まず、朝はマネさんが迎えに来てくれるんでしょ？」
「そう。」
小島「撮影自体は特に何もないはずやから、今まで通りで。インタビューの方は…？」
晶哉「たぶんペアやから、そのペアの相手ともう１ペアくらい居てほしいですよね。」
大晴「それやったら、案があるんですけど！」
「どんな？」
大晴「１組目が撮影のときに誠也くんペアはメイクとか。その間３組目がインタビューするでしょ？」
「うん。」
大晴「それで、１組目と入れ替りで誠也くんペアが撮影。その間、１組目がインタビューで３組目はメイク。」
「ほお。」
大晴「そしたら、誠也くんペアが撮影終わる頃には１組目がどっちも終わっとるからインタビューに立ち会える！どうですか！？」
小島「大晴凄ない！？笑」
「それでやってみよか。末澤もええ？」
誠也「ん、ありがとう。」
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作者名：鶴 | 作成日時：2024年3月6日 0時
