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誠也side ページ45
誠也side
朝起きたら、なぜか俺がAをバックハグしとる状態やってバリ驚いた。
時計を見たら８時で、良い感じの時間。
今日は会えるって決まったときから考えとったことをしたくて、いつもやったらもう少し寝顔を眺めるけどそろそろ起こそ。
朝が苦手なAを起こすにはとにかく優しくゆっくり声を掛けるのが大事。
「…A〜？ 起きて〜？」
A「……。」
「A〜？」
A「……。」
今日は一段と手強いな。笑
「A？」
A「…ん。」
「起きて？」
A「…うん。」
昨日の夜みたいに、やっと夢の世界からは出てきたけど目を開ける気はないらしい。
「…A、起きひんかったらチューするで？」
A「…！？」
「お、起きた。それはそれでショックやけどな。」
A「……おはよ。」
「おはよ、A。」
朝ごはんを食べてやっと目が覚めたらしい。
「A？今日さ、ドライブ行かへん？」
A「外？…嫌。」
「ちゃんと窓はスモーク貼っとる！」
A「……。」
「車乗ったまま！Aは後ろの席でええから！」
A「……。」
「夜だけやから！」
A「…それやったら。」
「ホンマに！？ ええの！？」
A「ええよ。」
よっしゃ！ 初めての外(？)デートや！
ちゃんと車にはスモーク貼ったし、Aがこれやったらギリギリ許可してくれるかなって条件考えとって良かったぁ！
兵庫は夜景が綺麗やから、いつか２人で見たいなって思っとってんな。
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作者名：鶴 | 作成日時：2024年1月10日 0時
