それでええから (ページ43)

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誠也side ページ43

誠也side

「顔、真っ赤やで？」

A「恥ずかしいねんもん。こっちはせーちゃんみたいに慣れてへんねん。」

「そこも可愛ええ。」

A「もうええわ！」

ついに返事してくれへんくなったから、流石にからかいすぎた？

そんなとこも可愛い。

…言ったらシバかれそうやからもう言わんけど。

A「お風呂行ってくるな。」

「ん。一緒に入る？笑」

A「はぁ！？バカ！」

走ってったわ。

てか、普通に悪口やけどな。笑

そんなAやけど、お風呂上がりに着るパジャマはサイズ小さい俺のスウェット。

Aのパジャマもあんねんけど、前に俺のやつ着せたときになんか落ち着くって言うからそのままあげてん。

いくらあんな風にツンツンしとっても、なんやかんやで絶対に俺のスウェット着てくるから可愛い以外の何ものでもない。

俺にとっては少し小さいくらいやから、Aからしたらダボダボやねん。

それがホンマに良い。

……ちょっと変態っぽくなってきたから止めるけど。

A「せーちゃん、あがったで～」

「はーい。」

風呂からあがって、あまりにもAが髪乾かすのを放置するから「あがったら呼んで」って言うてある。

…俺がAの髪、乾かしたいからとちゃうで？

……うん。