誠也side ページ36
誠也side
次の日、俺が先に起きたみたいで、リビングでテレビ見とったら起きてきたAがすぐに抱きついてきて、頭グリグリされる。
「ん？おはよ。」
A「ん〜。」
Aは朝、激弱やから何も話さんけどたぶん「なんで朝おらんかったん？」ってことやと思う。
「ごめんな？A起こしたらアカンと思って、昨日別のとこで寝てん。今日は一緒に寝よな？」
そう言ったら満足したみたいで、ご飯作ってくれとるオカンのとこに行った。
親の前でそんな話しとん！？って感じかもしれへんけど、俺らからしたら普通っていうか。
今までも距離感バグっとったから、そんなに親も気にしてへんし。笑
そんなこんなで、今日はAが楽器触りたいって言うから東雲家にお邪魔してます。
一応、東雲家のお手伝いさんたちにも付き合ってますって報告したらみんな「おめでと〜！」って集まってお祝いしてくれてシンプルに嬉しいな、やっぱり。
ベースの弦の張り替えしながら、ペンチ片手にAが話しかけてきた。
A「せーちゃん、何か歌う？」
「ん〜、Aぇの曲とかいけるん？」
A「何回も聞いたことあるしいけると思う。」
「弾いたことは？」
A「PRIDE以外はないな。」
「佐野タイプか。笑」
A「そうそう。笑 即興サックスと同じよな。」
「じゃあ…『君と…Milky way』で。」
A「しっかりSexy Zoneやん。笑」
「A好きやろ？」
A「好きやけどさ。笑」
そんなボケに突っ込んでくれつつキーボードの前に行くAは絶対、演奏する気まんまんやろ。笑
お昼ごはん食べて、また楽器部屋戻ってきて。
一日中２人で歌って演奏して楽しみまくった。
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作者名：鶴 | 作成日時：2024年1月10日 0時
