それでええから (ページ31)

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You side ページ31

Aside

桜「Aぇ！group、Aが好きなグループか。」

「まあそうなんやけど。」

虹太「の、末澤誠也さんね。」

陸人「へー！幼なじみやったんや。」

智也「めっちゃカッコいいやん。」

「え、なんでみんなそんなに受け入れ早いん？笑」

晴希「いや、なんとなく予想ついとったし。笑」

「え！？」

晴希「俺らがどんだけAの友達してきたと思うん？もう４年よ？なんとなく……な？」

桜「うん。笑普段は「関西の人」とか濁すけどたまに無意識で「せーちゃん」って言うことあったし。笑」

「えっ！？」

虹太「俺らで話し合って、言ってくるまでスルーしよってなったけど。笑」

陸人「AがAぇ！groupの動画見とるのとか知っとるし、それ関連でせーちゃんって言ったら出てくる人は１人やったから。笑」

晴希「大丈夫！絶対誰にも言わんって約束するから。Aのためにも末澤さん？のためにも。」

桜「言ってくれてありがとっ！A！」

良い友達に恵まれて、若干泣きそうになりながらみんなで笑いあった。

この５人にはいつか、今までのこと言っても良いなって改めて思えて。

全部言っても笑顔で受け入れてくれそうやし。

耳のことも何も言ってないけど、こうやって右側に並んでくれるみんなが大好き。

帰り、桜の家からは帰る方向が少しバラバラやから智也、陸人、虹太の３人と、私、晴希の２人に別れて帰る。

晴希は家が隣同士で、こっちに来てからずっと仲良くしてくれとる、ある意味特別な友達やねん。