You side ページ13
Aside
なんか「あっ、俺ら邪魔やんな？」みたいな空気。
晶哉「えっ！ついに？」
誠也「…やっと意識してくれるようになってん。」
正門「Aちゃん顔赤すぎですもん。笑」
リチャ「トマトみたいや。笑」
誠也「折角、Aと２人で過ごしとったのに。」
「ええやん、別に。みんな来てくれんかったら私終わっとったで。」
小島「終わっとった？」
「せーちゃんの、あの空気の中におったら恥ずかしすぎて頭おかしなっとったはず。」
正門「……誠也くん何してたんです？」
誠也「いや！今のはAの言い方が悪いて！」
リチャ「で？何したん？え、もう手出したん？」
誠也「うっさいわ！まず「手ぇ出す」とか、Aの前で言わんとって！」
誠也「普通にテレビ見とっただけやって！」
リチャ「ホンマか？」
誠也「ホンマやって！」
小島「十分怪しいっすけどね。」
年上組がそんな会話の最中。
晶哉がそっと隣に来て、話しかけてきた。
晶哉「で？どんな感じやったん？」
「…せーちゃんに「好き。覚悟しときや？」って言われてん。リビング来るやん？ソファで２人で映画流し見しながら部活の話とかしとって。」
晶哉「うん。」
「後輩の男の子の話したら急に手重ねてきて、「俺以外の男の話せんとって？」って。」
晶哉「うわ。ほんで？」
「そっから足の間に座らされて、ずっと髪触ったり肩にアゴ置いたりされてん。甘い言葉掛けられながら。」
「ホンマに、甘すぎて恥ずかしくて。そしたらみんなが来たから助かったけど。」
晶哉「うん…。せーやくんも、ずっと好きやったから嫉妬したと思うしな。せーやくん、もともとボディータッチ多い人やから。」
「分かってんねんけど、この先が心配。笑」
晶哉「やな。笑 何かあったらすぐ連絡してな？」
「ありがと！」
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作者名：鶴 | 作成日時：2024年1月10日 0時
