34 ES編 Side百太郎 ページ34
「――凛先輩？」
あの紫がかった赤毛、ピンク系で色白の肌。
間違いない。あれは凛先輩だ。イケメンオーラも納得がいった。
偶然にも向かう方向が一緒だった。自然と凛先輩の後をつける形になっちまうけど、仕方ないよな。
だってコンビニに並ばないマイナー雑誌だし。ちょっと大きめの本屋行かないと買えないヤツなんだ。
信号待ちの位置取りを間違って凛先輩の真後ろに立っちゃったけど、雨音凄いからかバレなかった。
さてさて、凛先輩は一体この雨の中どこにお出掛けすんのかな？
道を曲がって行くのを目で追うと、そこは――白波学園のマンション？
なんの用だろ。もしかして凛先輩のカノジョが白波にいる感じなのかな。
うおお、合鍵持ちっぽい！ 普通にオートロック解除して中に入って行った!?
あの男、やりおる。やりおるぞ凛先輩……。女の園に平然と足を踏み入れる感じが。
部屋デートだったら出てこないだろうけど、凛先輩のカノジョ見てみたい。
ちょっとだけ待ってみて、出てこなかったら本屋行こう。
携帯で時間を確認して、この時間まで、っていうのをしっかりと決めて自販機の影に隠れる。
すると凛先輩はすぐに出てきた。誰かと話してるっぽい素振りが見える。
さぁ、凛先輩のカノジョはどんぐらい可愛いのか――ッ!?
「姉ちゃんじゃん……」
あれ？
思わず目元をゴシゴシした。でも何度見たって凛先輩の隣で笑ってたのは姉ちゃんだ。
オレが誕プレとして贈ったヒマワリのバレッタつけてるし。間違いない。
凛先輩の隣で可愛い傘さして歩いてるのは、オレの姉ちゃんだ。
「え。ちょ、ちょっ……。どゆこと？」
さりげなく道路側を歩く凛先輩に少しだけ憧れを感じながら、見つからないように後をつけた。
不審者と呼ばれようがなんだっていい。信じられない光景がそこにあるから仕方がない。
練習試合のときに弁当持ってきてくれた姉ちゃんが、凛先輩の連絡先を知らないとは思えない。
山崎先輩がその弁当に文句というかアドバイスというか。栄養面とかそういうので小言をぶつけたときに『では今度詳しく教えてください』なんて言った姉ちゃんが山崎先輩と連絡先交換してたのは、オレも見てた。
そこまではいい。
なんでわざわざオフの日に、二人で？ しかもこの天気の中。
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Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» ばりばりｗｗ でも私もそんなイメージです(;^ω^) 愛ゆえに…！！ (2014年9月13日 22時) (
レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 宗介は水泳が絡まないと、よくいる男子高校生、っというイメージなので、きっと下ネタばりばりいける派だろうと思って動いてもらった結果がコレになります。コスミの愛ゆえに歪めてしまいました。 (2014年9月13日 22時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - アイス…絶望的ですね…(´・ω・`) 宗介の誘導すごいｗ (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» うああすみませんm(__)m 消しときます(;´Д｀) (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 喜んで頂けてなによりです！ ですが、曲名はその通りなのですが、検索避けの為に曲名は晒さないでおいて頂けると嬉しいです。調べれば分かる程度に濁した意味がなくなってしまいますので……。 (2014年9月12日 14時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年7月17日 0時
