35 ES編 ページ35
「凛も宗介も、元気？」
「はい！」
「良かった！ 宗介には病院で偶然会ったんだけど、凛にはさっぱり会えてなくてさ。『きさまのカノジョを誘拐したー！』とか携帯借りて電話かけたら、すっ飛んでくるかな？」
「今日はオーストラリアに向かったばかりですし、それは難しそうですね」
「えっ、日本に帰ってきたんじゃないの!?」
すぐ帰ってきますよ、とお伝えすると鴫野さんは、ほっと胸を撫でおろしておりました。
携帯に赤外線がついているか尋ねられ、頷くと受信するよう指示を頂きました。
その通りにすると、携帯の画面には�犲果邉�澄�瓩鯏佻燭垢襪�どうかの質問が。
迷わず登録し、私の連絡先も送信しました。
「僕の連絡先、凛に送っておいてくれると嬉しいな。もしかしたら今度、凛と話す切っ掛けにAちゃんのこと使わせてもらうかも。先に『ごめん』って言っておくね」
「ふふ、構いません。凛さんは人気者ですね」
「人気者っていうより、お調子者かなー？ まあ、だから人気者なのかもしれないけどね」
鴫野さんは受験勉強用の参考書を探しに来たそうで、私もそうだろうと思われていたのでしょう。
確かにどこかを受験するにも、知識は必要です。
ですがまだ私は、高校2年生なのです……。
「年下をたぶらかすとは……凛もやるなぁ。留学先の女の子達アタック激しくて怖いとか手紙に書いてあったし、そういう点じゃ、凛がAちゃんに惚れたのも分かるかも」
「凛さんって、ぐいぐい引っ張る感じの女の子は、苦手だったのですか？」
「そんなようなことは書いてたよ？ なんか言葉の伝え方っていうかニュアンス？ 間違えたらしくて、知らない間にエミリーちゃんと付き合ってることになってたとか。誤解解くのも大変で、じゃあ私が私がーってなっちゃったらしくてね。日本人は目立つし。途中から返事くれなくなったけど、それどころじゃなかったんだろうなぁ」
エミリーちゃん。
なんでしょう、どこかで耳にしたような……？
「帰国後に届いたエアメール……」
「うん？ あれ、もしかしてこれ言っちゃダメだった感じかな？」
「あの、もしよろしければ、なのですが――」
ちょっと気になるので、と。
別に疑うわけでもなく、ただの好奇心なのですが。
お買い物が済んだ後に場所を移し、凛さんにメールをしてから鴫野さんとお喋りをしました。
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コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 国籍の違う友人は多いですが皆日本語の達者な方々です。一応終わりまではざっくり考えているので、向かって書いていく感じです。 (2014年10月2日 14時) (
レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ううう…宗介…(;_:) データ…ショックですね(；ﾟДﾟ) このお話の終わりがくるのが怖いです(´・ω・`) (2014年10月1日 16時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» お友達にオーストラリアガールがいらっしゃるんですか！？ おもしろかったですｗｗきすみーの口調ってなんか難しいですよね(´・ω・`)書きにくい子です← (2014年10月1日 16時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» クロエは書こうと思ったハルの話の主人公ちゃんから引っ張ってきました。友人のオーストラリアガールが結構キッパリ諦める子だったので、こういう子も居たっていいかな、なんて思います。きすみー君をお喋りにしたら台詞続いて大変なことになってしまいました笑 (2014年10月1日 15時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ハ…ハルちゃんと凛ちゃんが恋仲…ｗｗｗ 貴澄くん登場でテンションあがりました(*´▽｀*) クロエ…恋敵登場かと思って身構えたらすごく良い子だった…( ;∀;) (2014年9月30日 17時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年9月22日 10時
