優しい彼氏との別れ方【三ツ谷隆】

おねがい24 ページ24

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「オマエなぁ……そろそろ千冬からかうのやめてやれや」

『スマン千冬君。で、提案なんだけどさ』

「却下」





ビシッ、とデコピンされた。ちょ、わりとガチやん。





『イタイ……そしてまだ何も言っておらぬ…』

「どうせ三ツ谷と出かける日になんかしようと考えてンだろ」

『ご明察！その考えなんだが、』

「聞かん。千冬、帰るぞ」

『待ってよぉぉおお！！』





ケーくんの足にしがみつき、帰宅を阻止する。





「っクソ……テメ、ズボン下ろそうとすんなッ…！！」





わたしの全力のぶら下がりに、ケーくんはズボンを掴んで抵抗する。

お互いの力が入り、手元が震える。





『千冬君！キミは待ってくれるよね！？』

「えっ、あ、は、ハイ！」

「千冬！このアホ置いて帰ンぞ！！！」

「は、ハイ！！」

『オマエりゃぁあああ！』





特にケーくん！薄情者！！アホ！おたんこなす！

おたんこなすってあんまり使う人いないよね！！





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