……。【弐】

機関銃 ページ43

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「誕生日は？いつ？？」



「好きな食べ物は？」



「どこで買い物するのが好き？」



「中学どこなの？」



「部活やってる？？」





エマちゃんの質問マシンガンに…答える隙もなくただオロオロするしかない私。





「エマ、グイグイいくなっつったろ」

「でも…でもウチも早くAちゃんと仲良くなりたい！」





うわん、凄い嬉しいこと言ってくれる…。

泣く…優しさに包まれて泣く……。





「んなすぐ無理だろ、オレだってめちゃくちゃ時間かかったし」

「それはオレらが会って間もないのに、Aちゃんに粗相しまくったからだけどな…(笑)」

「…そうだった」

『……あっ、わ……わ、』

「ん？」

『わ、たし………私、も……ぇま、ちゃ、…なか…なかよく……』

「ほんと！？ね、じゃあ今度二人で出かけよ！」





エマちゃんがギュッと私の手を握る。

あ、ときめく…。





「あ、連絡先教えてっ！」

『は、はひっ…』











.












.












.












「そろそろ帰るかぁAちゃん、もうタケミっちも心配するでしょ」





ドラケン君がパカッとケータイを開いて時間を確認した。





「えぇー…Aちゃん泊まっていかない？？」

『！！？』

「無理言うなよエマ」

「やだ、エマもっとAちゃんと話したいことあるー！」

「大丈夫だよ、エマならAとすぐ仲良くなれるから」





私もエマちゃんと早く仲良くなりたいし、頑張ってエマちゃんともっと話せるようになろう…。





「よーしAちゃん、ちゃんと掴まってな〜」

『ひょふぁいッ…！』

「ははっ、オレと話すのはまだ怖ぇか(笑)」





ち、違…く、はないですね…確かにまだちょっと怖いです。

…が、がんばりやす。





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