……。【弐】

ありがとうございますミツヤ君 ページ21

▷A◁





ミツヤ君がペットショップを見つけていたようで……あ、なんかダジャレっぽくなったな。まぁイイや。

連れていってくれるそうです。いやぁ優しい。











「ここだな」

「ちっちぇ犬〜！」





うぉおお！！かンわいいなぁわんこ！

ガラスに前足をつく仔犬ちゃんたちに、私の顔は溶けて流れ出しそう。

いやそれはキモいね。





「Aちゃん、中入ってみようよ」





声をかけてくれるミツヤ君の方に顔を向けると、その時には既に柴八戒君が店内に入って行っていた。

急いで私も店の中へ入る。















カワイイですねぇ…猫ちゃんもカワイイですねぇ！

イイなイイな、私もペットショップで働きたいな。

わぁ可愛いこの柴犬可愛いとても可愛い。

もうすっごい可愛いなんか心が浄化される。

最近のストレス全部なくなっちゃう嗚呼可愛い。





『…………フフ、』

「柴犬好きなの？」

『っぴゃ……！！？！？』

「あぁゴメンゴメン(笑)」





ほんっとに怖いなミツヤ君！！！

幽霊かっつーくらいひっそりいるじゃん！！

怖いよ助けてタケミチ！！今すぐ来い！！

もしヒナタちゃんとデートしてるなら、それも気にせずにこっちに走ってこい！！





「お、抱っこ出来るみたいだよ。する？」

『！！！』





するぅーーー！！！



一人で来るとさ、喋れないから抱っこも出来ないんだよね。

うん、お姉さんとかに頼めないの。



だがしかし！！今日はミツヤ君が！いる！！

すぐに頷きます。



スタッフのお姉さんが柴犬ちゃんを連れてきてくれたけど、手が震えて柴犬ちゃんを受け取れなかったので、まずミツヤ君に抱っこしてもらって私が途中交代しました。

ありがとうございます、ミツヤ君。





アァーーーー！！カワイイ！！！

ふわふわ！！もふもふ！！

カワイイ！！！天使！！！

タケミチやっぱり来なくてイイぞ！！

私とこの子の時間を邪魔しちゃやーよ！！





「はは(笑)」

「なんかタカちゃん鼻の下のび…痛ってぇ！！！」

「黙ってろテメェ」





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