……。【弐】

オシャレなワンちゃん ページ12

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ある日、森の中…クマさ……もとい。

ある日、道を歩いていたらオシャレなワンちゃんに出会いました。



そう、ちょうど叔母さんにおつかいを頼まれたので、コンビニに行った時のことです。

この時間は、私が少しだけ話せるパートのおばちゃんがいるから来やすいんだぁ。



しかし…こんなオシャレなワンちゃんつれてコンビニ来るなんて。

こういう子の飼い主は、銀座とかで優雅に歩いてそうだけど。

いやこれ…すごい偏見だな。





『………かわいい』





お金持ちの人が飼ってそうな毛足の長いワンちゃん。

吠えるかな…と思ったけど近づいても威嚇せず、私の手の匂いを嗅いできた。





『わぁ……こんにちは…』





ワンッ!!



撫でると口を開けて笑顔になる。

…笑顔になったように見える、の方があってるか？





『……フフっ』





かーわいいなぁ〜。

やっぱり動物は可愛いなぁ！！

人と話す時の緊張とかなんも気にしなくてイイんだもん。

もはや私も犬になりたい。



随分人懐っこいな、どんな人がご主人なんだろ。

…どうしよ、毛皮コート着てサングラスかけたマダムだったら。

私、足固まって動けなくなるな。












「ポチ、待たせ……あ？」

「どうしたパーちん…ン？」

「アレ？Aちゃんじゃん」





助けてください。





「Aちゃんもよくここ来ンの？」

「なんでポチといたんだ？あ、仲良くなったのか！」

「オマエ動物好きなんか」

『………』





マジで助けてください。





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