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Aside
初めてのことだった。
こんなみんなの前に立ってリーダーシップを取るのなんて。
でも、困ったような顔をしていた檜山くんを見たら何故か助けたくなって、
力になりたくって。
あいにく、体育祭では運動音痴さにみんなに迷惑をかけてたから、
文化祭なら何か力になれるかも、って。
それに、男の子は元木くんだから話しやすくて助かった。
元｢んーじゃあ、みんな何やりたい？とりあえずいっぱい案出してこ！｣
元木くんの声掛けでクラスからは願望が飛び交う
私は黒板にそれを書き出してまとめる。
結果、沢山出てきた意見の中から“メイド”と“喫茶店”の2つまで絞られた。
ただそこから話し合いは平行線。
｢いや、だから俺らはメイドしてる女子いたら絶対盛り上がると思うんだけど！｣
｢いやいや、喫茶店の方が稼げるに決まってるでしょ！｣
喧嘩するほど仲がいい、とはこのことなのか
さっきみたいに声を荒らげる、
とまでは行かずみんな笑って話し合いを楽しんでる
『うーん、どうしよっか、決めないとだよね』
そう小さく呟いた私の声が聞こえたのか聞こえなかったのか檜山くんは
檜｢じゃあもうメイド喫茶やっちゃおうよ！それならどっちもできんじゃん？｣
みんなが盛り上がりすぎて気づかなかった単純なことに気づいてくれた笑
クラスからは賛成の声ばかりで元木くんも同意してるみたい
ただ私だけが檜山くんが私の声を聞いてくれたかもしれない、という事実に舞い上がっていた
結果的にメイド喫茶に決まり役割分担や詳しい内容は月曜日に持ち越す事になった。
HRが終わった途端に私は檜山くんのところまで駆け寄った。
『檜山くん、さっきはありがとう助かった！』
檜山くんと話す時は今までの月日が無かったみたいに緊張することに変わりは無い
今でも胸が高鳴るの
檜｢いやいや、こちらこそ桜井が手上げてくれて本当助かった。できる限りフォローするからさ｣
檜山くんは人の良さを見つける天才らしい
『いっぱい頼りにしてる！檜山くん！』
私はこの時、まだ周りからの視線なんて気づいてなかった
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あねもね ．(プロフ) - 凛さん» ありがとうございます꒰՞⸝⸝ᴗ ·̫ ⊂՞꒱マイペースですが最後まで何卒よろしくお願いします( ՞. ̫.՞) (2月5日 22時) (
レス) id: 9dcc1396ce (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 続き、楽しみにしてます。 (2月4日 13時) (レス) id: 2691b3b464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねもね ． | 作成日時：2024年2月3日 1時
