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腰が抜けるかと思った。
私は電話が切れてすぐに家を出る身支度を整えた。
午前は部活だったから髪はそのまま1括り。
学校のジャージのまま、とにかく、なによりも早くつかなければならないと思った。
家を出る直前
玄関の近くに置いておいた黒田くんのパーカーの入った紙袋を手に取った。
「でもやっぱりごめんね黒田くん、これ返せたからもう会うのやめよっか、｣
そう言う。
決意した。
もう揺るがない。
おそらくこれは…私の方が先に到着したのだろう。
黒田くんの姿は見当たらない。
辺りを見渡しても。
噴水の近くにあったベンチに腰をかけ噴水を眺めてみた。
その噴水はうざったらしいほどに透き通っていて、
ああ、勝手に期待させて期待して、
“ヤンキー”だなんて言われてる黒田くんよりよっぽど性格が悪い。
自分自身に幻滅した。
…
腰が、抜けるかと思った。
目の前には
髪の毛がぐしゃぐしゃになるくらい走って、
息が上がって、
泣いて、
目が赤くなってる、
そんな彼が私の肩に顔を乗せるから。
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あねもね ．(プロフ) - スイセキさん» わざわざご指摘頂きありがとうございます🙇🏻♀️忘れていたので助かりました✊🏻💝 (1月2日 9時) (
レス) id: 9dcc1396ce (このIDを非表示/違反報告)
スイセキ - オリ／フラ外し忘れてますよ。違反になってしまうので、気を付けて下さいね！💦💦 (1月2日 7時) (レス) id: bc4a5a660e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねもね ． | 作成日時：2024年1月1日 9時
