よくある裏切り小説こじらせてみた

一話 ページ3

「そろそろ切り上げるぞー」

「「「あーっす」」」


朝練が終わる。

みんながボールの片付けをしている間に、記録用のノートをまとめる。

今日はーーが調子良さそうだったな…逆に〜〜は悪そう。確か突き指したんだっけ。

そんな事を考えながら書いていると、

「柏崎、今日もすげーな！記録とか俺絶対できねー」

「それアンタがバカなだけ。」

「ひでぇなオイ」

道川が話しかけきた。

普通にいい奴だけどうるさいんだよね…

先輩達も大変そう(笑)


そんなこんなで記録が終わり、制服に着替えて教室へ向かう。

「A〜！！おはよ！」

「わ、莉子！おはよ！」

廊下なのに、莉子が飛びついてくる。

それを少し可愛いとか思ってしまう

「ほら、教室行くよ！」

「もー、A部活ばっかで私に構ってくれないからー」

プンスカプンスカ言いながらついてくる莉子に私は言った。

「うん、それは譲れないからね！」

莉子は驚きもせず

「ふふっ、絶対そうだと思ったよ。Aは部活命だもんねっ！」

と言う。

「わかってくれてありがとね」

「当たり前でしょ！私のために部活休めとかかまちょ過ぎな！」

幸せな、笑い声が廊下に響いた。

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