つ、か、れ、た! ページ16
フウカside
「あーもー!!わかんなーい」
あたしはばんっと机に鉛筆をおいて、声をあげる。
するとカリンが隣で教科書を開く。
「教科書にちゃんと書いてあるじゃないのぉ」
「知らないよーもー!」
「ほらあ、ちゃんと読んで、ここよ」
「う〜…だれか音読してよ〜」
ズラァっと並ぶ文字にくらっとめまいがする。
見たことないよその言葉!
「ちょっと!つべこべ言ってないてさっとさっとやりなさいよ!!さっきとやってるところ変わんないじゃない!」
「うう〜」
ミーナの声が頭に響く。
気力を失ってバタッと机に突っ伏すあたしを見て、カリンは苦笑いした。
「でもフウカちゃん、3時間ぶっ続けなんてよく頑張ったわぁ」
「そーだよ!!あたしものすごい頑張ったのよ!だから休憩〜〜っ」
「ダメよ」
「ミーナさまぁぁあ」
「あー、なんだなんだ、またもめてんのか」
ミーナに手を擦り合わせてわ拝んでいると、リューがニコニコしながら登場。
ミーナはムッと唇をひき結んで
「違うわよ」
「まーまー。そんなカッカッしないで気楽にいきましょーよ。
なー?フウカ疲れたもんな」
「うん!!!」
「じゃあ恋の勉強でもするか」
「はあぁっ!?」
リューの言葉に反応したのは、あたしではなくなぜか隣で数学をやっていたチトセ。
鬼のような顔のチトセにリューは「冗談冗談」とカラカラ笑う。
「あんたねぇ。冗談でもそういうこと言うんじゃないわよ」
「ん?なになにミーナ。嫉妬?」
「はっ!?ちがうしっっ」
ミーナは顔を真っ赤にして怒る。
あーあー、相当怒っちゃったじゃんか。
そう思うあたしの隣でカリンはあれっと首をかしげた。
「どうしたの?」
「え、ううん、なんでもないのぉ」
「そ?」
「まぁそろそろ休憩しようぜ。夜ご飯はまだだけど」
「いいの?ユミルがずっと勉強って言ってたんじゃんか」
「そんなのユミルだって本気で言ったわけじゃないさ」
「いや、結構本気だった気がする…けど…」
「前も言ったろ。ユミルの気持ちはオレの気持ち。オレの気持ちはユミルの気持ち」
ふふんと誇らしげに言うリューに呆れながらも、休憩という言葉にあたしはガタッと席を立つ。
「やったー!!リューありがとー!!カリン、Aのとこいこー!」
「えぇ」
カリンははしゃぐあたしに微笑んで、席を立つ。
「いくぞー!」
:
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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アイリ(プロフ) - ユキカさん» 応援されてめっちゃやる気出ましたっ!!頑張りますっ!! (2020年5月2日 22時) (レス) id: 9994b3068f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - まなさん» うわああぁぁ久しぶりっっっ!覚えてるよっっ!何年ぶりかな!? (2020年5月2日 22時) (レス) id: 9994b3068f (このIDを非表示/違反報告)
まな - 上と下、同一人物です。1年ぶりだったかな〜〜 (2020年5月1日 19時) (レス) id: 44d0b2ae26 (このIDを非表示/違反報告)
まな - ひらがなだった〜 (2020年5月1日 19時) (レス) id: 44d0b2ae26 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - おひさです。覚えてくれてるか知りませんが、2年ぶりです!!! (2020年5月1日 18時) (レス) id: 44d0b2ae26 (このIDを非表示/違反報告)
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