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たいしつ ページ1

私の名前はキム・サムスン……あ、嘘です。

清水富美加………嘘です。

守屋時雨です。

時雨っていう名前をつけたのは綺麗だから。

美しい綺麗な人になってほしいっていう想いを込めて名前をつけてくれました。

気に入っています。

私のクラスは一致団結が目標なんですが、私だけ1人なので目標達成ができないんです。

凄い賑やかな男子グループもあれば愚痴りばっかの女子グループも。

十人十色ですよね。

「おいさとみてめぇwwww」
「wwwww」
「うるせぇなぁwwww」

あのグループは…凄い賑やかな男子グループです。

名前とかは…ないです。

そもそもあっても知らないし。

「時雨ちゃんっていっつも1人だよね。」
「それ、寂しくないのかな?好きな人とかいなさそー。」
「てか前腕見たけどリスカ跡あったよ…。」
「えー?まじ!?病んでるんかな?」

凄い言われようですが、興味があって切っただけです。

安心してください。

「おいお前ら、席につけ。」

担任の先生が来ました。

今日のホームルームは何をやるんでしょうか?

……………………………………………




お昼休みです。

LINEが来ました。

七森:いっつも1人じゃん、寂しくないの?

えっと……凄い賑やかな男子グループの七森さんです。

たまにLINEをしています。

大丈夫です。あと、賑やかするのもいいですが、注意されないようにしてください。:守屋時雨

敬語を使います。タメ口とか聞きたくないです。なんか使ったら殺されてしまいそうですから。

七森:そ。困ったら聞けよ。

ありがとうございます:守屋時雨

頼り甲斐のある人で良かった。

優しいけど、ちょっとキツい所もあります。

LINEを閉じて、中庭でお昼ご飯を食べる事にします。

今日はいないといいですが…。

扉を開けて……凄い賑やかな男子グループさんじゃないですか?!!!

「ん…?」
「ぁ……ぁ、えっと……」

凄い戸惑ってる……??

「…ちょっと、いてもいいですか?」

なんてことを聞いてしまったんだ自分。

「……………守屋時雨ちゃん?」
「そうですよ…?」

皆に聞いてる様子。

「……俺はいいけど。」

七森さんが答えてくれました。

「え、まって。でも……」
「……そんなことするやつじゃねぇし。」

皆が驚きました。

「なんでそんなこと…」
「いいから。いいやつだから。」

七森さん、ありがとう。

心からそう思ったのは初めてでした。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:華姫あるふぁ | 作成日時:2018年9月4日 21時

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