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パートナーへのお誘い ページ19

あ『わ、私は……』


リヒちゃんは俯いた私の顔を覗き込んだ。


リヒ「……別にある一人の人に限らなくてもいいと思います。Aちゃんは可愛いんですから。Aちゃんのことをお誘いしたいと思っている方はたくさんいますよ」


あ『そんな……』


リヒ「あっ、あの馬鹿貴族だけはいけませんよ!

それ以外なら、私は全力で応援しますわ!」


あ『あ、ありがとう』











とは、言われたものの昼休みが始まった時、私が真っ先に探したのはリトだった。


しかし……。


あ『あれ?』


リトの席は既に誰もいなかった。


私は教室を飛び出した。


学食、講堂、リトの行きそうなところを探し回ったが見つからない。


あ『おかしいなあ……。あ!』


階段を下りようとした時、踊場の陰から特徴的な茶髪が見えた。


あ『リ………ッ!?』


呼び掛けようとした口を慌ててふさいだ。


セーラもいる…。


私はそのまま息を潜めて、様子をうかがっていた。


リト「どうしたの?話って?」


セー「話っていうか、お願いなんです。わ、私を舞踏会の時のパートナーにして、くれませんか?」


あ…。


?「先を越されちゃった、ね?」


一瞬、自分の気持ちが声にでてしまったかと思った。


あ『アルシエ。なにか用?』


出来るだけ、冷たい声をだした。だが、この男には通じないらしい。


アル「そのまんまの意味だよ。ていうか、あの二人できてるんじゃないか?」


あ『そんなことない!!』


思わず、大声で噛み付くと…。


リト「A?」


セー「Aさん!?」


見つかってしまった。


セー「ち、違うんです!これは……」


アル「おっと、二人の邪魔をしちゃ駄目だな。じゃあ、Aは俺と組もう」

あ『……やだ』


アル「どうしてだ?リトアニアはもうパートナーいるんだぜ?なら、いいじゃないか、なにか断る理由があるのか?」


あ『それは……』


唇を噛み締め、睨みつけるが、アルシエは飄々とした表情を保っている。


すると、セーラが階段のしたから低い声をだした。


セー「アルシエさん、いい加減に……」


その言葉が終わらないうちに、私の体がすっとなにかに引き寄せられた。


ドイ「Aは貴様となんかと組まない。俺と約束しているんだからな」


あ『ドイツ?』

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紫月(プロフ) - 羽菜さん:はい!ずっと応援してます!頑張って下さい♪ (2011年9月8日 23時) (携帯から) (レス) id: 41b8483d4c (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 初めまして!前から読ませて頂いてました!とっても面白いです♪これからも更新頑張って下さい♪ (2011年9月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 41b8483d4c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ノイチゴs)そうですね^^お赤飯を炊かなくては・・・ 羽菜!ポーのポジションイイじゃん!!それ!! (2011年9月5日 17時) (レス) id: d1012a4a76 (このIDを非表示/違反報告)
miho - ありがとうございます。ポーランドには、これからもガンバッテ欲しいです。 (2011年9月3日 11時) (レス) id: c316dd17fa (このIDを非表示/違反報告)
羽菜 - mihoさん、友達是非とも!!ポーはやはり書きやすいですね♪(口調は難しいですが…)この物語の中では彼は、主人公とリト両方の、家族&親友&兄弟みたいなものなので、キーパーソンの役割を担ってくれれば……と、思ってます! (2011年9月2日 23時) (携帯から) (レス) id: b1c4b1db52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羽菜 | 作成日時:2011年8月7日 1時

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