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side continuously
私はそれから暇があれば光さんのところへ行きたくさんのことを喋りました。
光さんといればありのままの姿でいられるというか…。本当の私を曝け出せて安心できるんです。
朝から夕方までずっと喋っている日もありました。
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ですがそんな日々は急に終わりを告げます。
"…え??"
「紗良ちゃんと誰よりも一緒にいたと思うし紗良ちゃんといるとずっと安心するの。」
「紗良ちゃん大好き。貴方になら愛してるって心の底から言える。」
「でもごめんね。もう貴方に会うことができないの。今までたくさんの事教えてくれてありがとう。」
光さんは涙を零して海の中へ消えていきました。私もボロボロと涙を流して暫くその場に座り込んでいました。
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涙も止まり帰ろうとした時何かがキラリと光りました。なんと、真珠が落ちていたのです。
これは…光さんの涙なのかな。
私は直感的にそう思いました。
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もう会えない、という事実を信じることができず私は暫く悲しみに溢れていました。
私は光さんの零した真珠を肌見離さず持つことにしました。
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風が強く波が荒れた日も寒くなってきた秋の日ももう誰もいない冬の日も暖かくなった春の日も。
私は光さんに会うために何度も向かいました。
もちろんあの日光さんの零した真珠を持って。
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mer(プロフ) - あんころさん» あんころさんはじめまして!リクエスト承りましたぜひぜひ書かせていただきますね。今、この作品じゃなくて最新作(?)の方で投稿してるのでここでは更新できないと思います、そっちをまた見に行ってくれると嬉しいです! (2020年4月2日 8時) (レス) id: a041807c19 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ - はじめまして!リクエストなのですが、fkr×kwmrっていけますか…??もしできたらRで読みたいのですが…無理でなければぜひよろしくお願いします! (2020年4月2日 3時) (レス) id: 4b7a069960 (このIDを非表示/違反報告)
記憶喪失(プロフ) - merさん» ええっ、見ていただいたんですか!?恐縮です……、ありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月29日 23時) (レス) id: 3f20c1886a (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - merさん» (ヾノ'ω')イエイエ、楽しみにしてます! (2020年2月29日 22時) (レス) id: a37b41dbad (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - ユリアさん» はじめまして!リクエストありがとうございます。是非是非書かせてください!!移行してからになるので少し時間がかかると思いますが少しお待ちください!ほんとにごめんなさい!! (2020年2月29日 22時) (レス) id: a041807c19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mer | 作成日時:2020年2月13日 23時