# 嘘つきは__の始まり mzkm×trsk r ページ40
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「ねえ〜、鶴ちゃんー。」
「つーるーさーきー!」
「構って、構ってー!!!」
どうやら今日は水上は甘えたさんのようだ。
いつもなら僕から行って水上は冷たくあしらうのに。
本当は構ってあげたいところだが仕事もあるしちょっと構ってあげられない。
「つるちゃ〜ん??」
水上が下から覗き込む。
…いつもなら上目遣いなんてしないくせに。
"ごめんね、水上。まだ仕事が終わってないから仕事終わったらにして?"
「…その言葉何回目?俺なんやかんやで半日近く待ってるよね?もう疲れた!構って!」
…そう、僕も僕で水上を半日近く放ったらかしにしていた。だって仕事終わんないんだもん!!
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っていうのは嘘で、最初の数時間で仕事は終わらせたんだ。じゃあ、なんで半日近く放ったらかしにしてるかというと…。
もう多分わかるよね。
最初はほんとに仕事から手が離せなかったんだけど時間が経つにつれてなんか遊びたくなって、なんて悪い男だよね。
当の本人も僕が仕事終わっているのに気づいていないようだしちょっと遊んでいる。
まあ、バレたら終わりだけど。
「つーるーさーきいいいいい!!!!!」
僕の隣に座ってハグをしてきた。
待って、苦しい。
"ちょ、水上苦しい、キブ!無理無理!!"
「観念したか!!なら俺に構え!!」
"ま、まだやること残ってんだって…!"
「嘘だ。だってそれ鶴崎のやる課題じゃないよね?」
バレてしまった。
今日は水上を止めれるかな…。
"ご、ごめんって…!デレた水上久しぶりに見たからつ、つい…。"
口に空気をぷくっといれ水上は拗ねてしまった。
「もういいもん。鶴崎のばか。」
こういうときは…。
"…水上、こっち向いて。"
「…何。っううう、痛い〜!」
水上の頬をむにっと引っ張る。
"ごめん…。だから、水上も許して…?"
「…いいよ。おいで?」
水上は腕を広げた。
僕は勢いをつけてハグをした。
すると水上がバランスを崩し僕が乗っかる状態になってしまった。
"ぁあっ…ごめん水上!!"
すると水上はくすくすと笑って
「何ー?今日は鶴ちゃんがやってくれるの?」
僕は一瞬で顔が赤くなってしまった。
「わー、そゆとこも可愛いよ!!」
そしてこの一言でカチンと来てしまった。
"…言ったな?水上。"
僕は獲物を捉えた肉食動物のような眼を水上に向けた。
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mer(プロフ) - あんころさん» あんころさんはじめまして!リクエスト承りましたぜひぜひ書かせていただきますね。今、この作品じゃなくて最新作(?)の方で投稿してるのでここでは更新できないと思います、そっちをまた見に行ってくれると嬉しいです! (2020年4月2日 8時) (レス) id: a041807c19 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ - はじめまして!リクエストなのですが、fkr×kwmrっていけますか…??もしできたらRで読みたいのですが…無理でなければぜひよろしくお願いします! (2020年4月2日 3時) (レス) id: 4b7a069960 (このIDを非表示/違反報告)
記憶喪失(プロフ) - merさん» ええっ、見ていただいたんですか!?恐縮です……、ありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月29日 23時) (レス) id: 3f20c1886a (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - merさん» (ヾノ'ω')イエイエ、楽しみにしてます! (2020年2月29日 22時) (レス) id: a37b41dbad (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - ユリアさん» はじめまして!リクエストありがとうございます。是非是非書かせてください!!移行してからになるので少し時間がかかると思いますが少しお待ちください!ほんとにごめんなさい!! (2020年2月29日 22時) (レス) id: a041807c19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mer | 作成日時:2020年2月13日 23時