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(sugai side)
『須貝さん…！』
オフィスからコンビニに向かう途中、後ろからAちゃんに声を掛けられた。
「うぉ、どした」
『いや、あの、私もコンビニ行こうかなって…』
「あぁ、そうなんだ」
まずい。この前の夜のことが気になって受け答えがふわふわしちゃう。
『須貝さん、最近元気ないですか…？』
覗きこむような体勢のAちゃんがこの前と変わらず、胸が苦しい。
「そんなことないよ、今日もナイスガイです！」
『そうですか…私、何かしちゃったかなって』
「いや、Aちゃんは悪くなくて…僕の問題で…」
『悩み…ですか？』
うーん…、言うか悩んでるうちにコンビニについてしまった。
とりあえず買って、近くの公園のベンチに座った。
「答えづらかったらいいんだけどさ、あの飲み会の帰り道、山本に告白された？」
『え？』
「実はさ、帰り後ろにいて、ちょっと聞こえちゃって。もしそうならあんまり馴れ馴れしくしない方がいいかなって」
Aちゃんは、一瞬、驚いていたが、すぐに笑い始めた。
『あー、あれ、違います。私が山本くんに酔った勢いで別れた話をまくし立てちゃって、山本くんが味方ですよって意味で言ってくれて』
え、今、めっちゃ恥ずかしいじゃん。
『山本くんにもさっき、変なこと言ってごめんなさいって謝られちゃって。私、酔ってたのと自分が言ったことでいっぱいいっぱいであんまり覚えてなくて…』
「あ、そうなのね！うわぁ、そっか！さっきも二人でいたし、山本といい感じなのかなって思ってた」
びびった…びびりまくった…
『いつもの須貝さんに戻って良かったです』
Aちゃんが笑って、自然とこっちも笑顔になった。
『あ！須貝さん！』
「ん？」
『アイス！』
「うぉ！」
食べようと買ったアイスがどろどろに溶けている。うわぁ、やっちゃった。
『オフィスの冷蔵庫入れて固めなおしましょっか』
Aちゃんが立ち上がりながら、アイス私も買えば良かったー、と言っていた。
「今度、一緒にアイス食べにいこっか」
『え！いいんですか？嬉しい〜』
隣でニコニコしてるAちゃんを見てるとまた二人で話せて良かったと思う。
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みん(プロフ) - ルキさん» ルキさん、ご指摘ありがとうございます。これから直していきますね (2020年3月4日 6時) (
レス) id: e8ac05a792 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - sgiさんはizwさんとkwkmさんのこと呼び捨てですよ (2020年3月4日 1時) (レス) id: 869b10849e (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - ハレさん» ハレさん、ありがとうございます！sgiさんの「あなた」呼び結構好きでこだわったので嬉しいです！まだまだですが、よろしくお願いします〜 (2019年4月16日 23時) (レス) id: 19eb59aa65 (このIDを非表示/違反報告)
ハレ(プロフ) - 初コメント失礼します！みんさまの書かれるsgiさんが、本当にsgiさんが喋っているように生き生きしていて、とっても好きです。これからの展開も楽しみにしています！素敵なお話を書いてくださり、ありがとうございます！！ (2019年4月16日 22時) (レス) id: b3d77e6fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みん | 作成日時：2019年4月14日 22時
