狂愛。[ハイキュー、弱虫ペダル] 短編集

岩泉一[夢主が異常性癖です] ページ14

岩泉一



最初は何となくだった。

全てに嫌気が刺し、自分の手首を切ってみた。

その時だ。自分の体を壊す快感を知ってしまったのは。

それから毎日毎日、自分を傷付けていた。

切る以外にも階段から落ちてみたり、自分を棒で殴ってみたりした。

そんな私を彼は止めるんだ。

「そんな事するなら俺を殴れ」「俺が守ってやるから」「辛いなら俺に頼れよ」

その言葉一つ一つが、胸に響いて、考え方が変わっていった

…なーんて、なるわけないでしょう。

辛くてやってるんじゃなくて、この快感を求めてるんだから。

止めないで。否定しないで。




『岩泉君…、やっぱ私変われないや』

1人呟き、また、自分を傷付ける。

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