続き ページ45
「トリプルフェイス？」
『そう！トリプルフェイス。これぞ偉業』
「トリプルフェイスって、ああ〜」
知っているこうちゃんなんかは、すべてを悟ったような顔になっているのに対し、
「なんでこのタイミングなんだよ」
『だって、トリプル繋がりだし、それにこれは偉業だぞ？
安室透とバーボンと降谷零のトリプルフェイス！！あの３つの顔を使い分ける降谷零の素晴らしき話を―』
「はい、ストップ！Aさん、わかってますから！！」
「ちょっと待って、伊沢がコナン見てないから話についていけないって顔になってる」
「伊沢さんだけじゃなく、川上さんとか須貝さんもじゃん」
『ええ、こうちゃんここからがいいところなのに〜』
「サブチャンで語りはききますから次！次、いきましょ！！」
『はーい、じゃあ次！志賀くん』
「徳政令」
こうちゃんに不本意ながらもストップを掛けられる。
……なんだろう、なんか上手くいかない。
その理由がなんなのかはわからないが、調子が上がらない。
『...一本目は調子よかったんだけどなぁ〜...』
ぼそりと呟いた言葉は、福良さんにすら届かないほど小さな声だったようで、彼からは何の反応も頂けなかった。
*
「はーい、終了！お疲れ様でした！！」
５時間の収録を終え、一息つく。
朝それを３本と、その他の撮影をいっきに４本。計七本。
朝それでみんなが集まったということでいつもよりも多めの撮影に、皆、疲労の色を浮かべている。
朝それの２本目が終わったあたりから、気分がどんどん暗くなっていったので、しばらく福良さんの隣でぼうっとさせてもらった。そのため。今日の収録はほぼすべて裏方に回っていた。
福良さんと機材の片づけをしていると、
大声で私を呼ぶ拓司の声が聞こえてきた。
「Aー！電話なってるぞー！」
そういって、スマホを持ってきてくれた拓司に礼を言い、すぐに耳に押し当てる。
《もしもし……。ひさしぶり》
スマホ伝いに聞こえてきた声は、ここ数か月ずっと心待ちにしていた声で。
電話口で言われた通りに行動を起こす。
『福良さん、ちょっと出てきます』
「ん？ああ、はいはい。気を付けてね」
何かを察した福良さんに見送られ、玄関の外へと出た。
まだまだ夕方だとはいえ、外は蒸し暑い季節。
ドアを閉め、辺りを見回すも、捜している影は見つからない。
少しだけ胸に抱いた期待はあっけなく砕け散った。
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唯華c - 了解しました！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2019年9月30日 1時) (
レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
瑞西（シャラルー☆）(プロフ) - 唯華cさん» いつも読んでくださってありがとうございます。リクは募集は一応しているのですが、少し複雑なので、公に募集をかける際には、本編の方で公募いたしますので、それまでお待ちください。 (2019年9月29日 11時) (レス) id: 705dc09b7e (このIDを非表示/違反報告)
唯華c - すごく面白いです！(上から目線ですみません！)更新がすごく楽しみです♪ちなみに、リク募などはしてませんか？もし、していたら教えて頂きたいです！これからも応援してます！(最後まで上から目線ですみません(･_･;) (2019年9月29日 0時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
瑞西（シャラルー☆）(プロフ) - みなも。さん» 了解致しました。それでは、宜しくお願い致します。 (2019年8月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
みなも。(プロフ) - では私の方で削除させて頂きますね〜。マイナスなコメントは無いに越したことはないので(*^^*) (2019年8月27日 15時) (レス) id: d94cfd6036 (このIDを非表示/違反報告)
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