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(福良side)
仕事の途中、神原くんから連絡が来た
『福良さん、Aがっ…』
手からスマホが抜け落ちた
伊沢「福良さん…」
なんで…?
りょうくんはやっぱり俺のことを認めてくれてないのか…?
だったら…
福良「俺を連れて行けば良いのに…」
頼むからAを連れて行かないで…
『福良!』と肩を強く掴まれた
福良「すがぃ…さん…」
須貝「しっかりしろ!」
川上が俺のスマホを拾って未だ繋がったままの神原くんに病院の場所を聞いてる
川上「危ない状態なのには変わりないですけど、まだ死んでません」
福良「…」
川上「福良さんが信じなきゃ誰が信じるんですか?」
福良「…」
病院に着いて看護師さんに聞いて手術室の前まで行くと3人が椅子に座ってる
福良「神原くん…」
声をかけても聞こえないほどボーッとしてる…
俺も椅子に座ってAが出てくるのを待った
手術室の扉が開いてストレッチャーが運ばれてきた
神原「あの、」
医師「一命は取り留めました、あとは意識が戻るかどうかです」
神原「ありがとうございます…」
全員で病室に行ってAが目を覚ますのを待つ
Aの手を握って目を覚ますように祈る
ドアの開く音がしてそっちを向くと神原くんが居なくなってた
福良「神原くんは…?」
高本「マネージャーのとこに行きました」
福良「…」
高本「こんなこと言うのはイヤですけど…」
藤木「光貴っ…」
高本「俺は反対でしたからね」
福良「…」
高本「Aとあなたが付き合うの」
福良「…」
高本「…俺も原ちゃんのとこ行ってくるわ」
玲華ちゃんにそう言うと病室から出て行った
福良「玲華ちゃんも?」
藤木「私は…」
福良「正直に言ってくれた方がいいから…」
藤木「私は…神原の気持ちも知ってるから…」
福良「…」
藤木「りょうくんが亡くなってから誰よりもAの近くにいたのは神原だから…」
福良「…」
藤木「神原が2人をくっ付けたのは知ってるけど…でも…」
福良「うん、分かった」
藤木「…」
福良「もう、大丈夫」
俺は、歓迎されてない
光貴くんも玲華ちゃんもAが神原くんとくっ付けばいいと思ってたんだ…
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作者名:明希 | 作成日時:2020年5月31日 14時