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Your side
オフィスに戻る道すがら、緊張が解けたせいか無意識に昨日の事がフラッシュバックする。
うわぁ、私本当になにやってんだろう。
思わずため息を漏らすと、先輩がそれに反応する。
｢最近Aちゃん忙しそうやったもんなぁ。｣
『いえ！仕事はとても楽しいので。それにお休みはちゃんと頂いてますし。』
忙しいとは言え、以前私が倒れた事を相当気にしているのか、言い渡されるスケジュールにはいつも申し訳ない位きちんと休みの日が設定されているのだ。
そう思いながら返事をすれば、
｢そうなん？じゃあ、プライベート？｣
と、首を傾げる先輩。
『え、何がですか？』
｢ため息の原因。あんまり普段そういうとこ見いひんさかい、なんか悩みでもあるんかなって。｣
『んー、まぁ、そうですね。』
悩みはある。大いに。
でも先輩にこんな事を相談するのはなんだか恥ずかしいので、フワッと流そうとするが、
｢うちで良かったら話聞くで？ていうか聞きたい。｣
と詰め寄られてしまう。
とてつもない偏見だが、こういう時に圧が強くなる感じ、京都の人って感じがする。
どうしようか、たぁ兄以外の人に頼るのには慣れてないんだけれど。
『うーん、じゃあ、良い時間ですしランチ行きません？』
ちょっと踏み出してみましょうか。
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きゃる(プロフ) - さくさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるととても嬉しいです！ (2021年12月12日 21時) (
レス) id: 90b0f7c65f (このIDを非表示/違反報告)
さく - あ、好き.... 私基本的にkwmrさんの小説読まないんですけどこれは素晴らしいと思いました。更新頑張ってください! (2021年12月12日 15時) (レス) @page50 id: dc6ef9e765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃる | 作成日時：2021年10月4日 20時
