epi.68 本音と ページ20
須貝side
今日は我らがAちゃんの誕生日だ。
という訳で撮影は通常企画の撮影に加え、誕生日企画として河村さん作問のAちゃん超贔屓クイズが行われた。
まぁ問題の殆どが音楽分野の内容で、後は折り紙とかお酒とか彼女の趣味に合わせた問題によって構成されていた。
ただでさえかなりクイズができるAちゃんの事だ。
結果は、まぁ明白だろう。
さて、Aちゃんから左耳が聞こえなくなったと告げられてから早1ヶ月。
彼女がへこたれている様子は全く無く、むしろめちゃくちゃQuizKnockの活動にやる気を見せていた。
それは仕事の速さや提案される企画内容にしっかり現れていて、今日も彼女が発案と作問をした企画の撮影があったのだが、とてもクオリティの高い問題ばかりだった。
また、彼女の企画は知識に依存することがあまりなく、結構特殊な形式で行われる事が多いため、クイズ経験者ではない自分でも周りと同じレベルで戦える事が多くて嬉しい。
｢いやーAちゃんの問題、やっぱ俺相性いいわ。｣
『確かに、私企画で須貝さん活躍しがちですよね。』
クイズ初心者同士波長が合うのかも、なんてニコッと笑う彼女に、こちらもつられて笑顔になる。
｢よし、じゃあ俺に貴重な活躍の場をくれる君にはコーヒーを淹れてやろう。｣
なんてわざと先輩ヅラをして、ちゃっかりAちゃんを餌付けする。
最初の頃は遠慮されていたのだが、何回かこんなやり取りをしているうちに彼女の方が折れてくれた。
自分に妹がいることもあってか、後輩であるAちゃんにはついつい甘くなってしまうのだ。
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きゃる(プロフ) - さくさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるととても嬉しいです！ (2021年12月12日 21時) (
レス) id: 90b0f7c65f (このIDを非表示/違反報告)
さく - あ、好き.... 私基本的にkwmrさんの小説読まないんですけどこれは素晴らしいと思いました。更新頑張ってください! (2021年12月12日 15時) (レス) @page50 id: dc6ef9e765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃる | 作成日時：2021年10月4日 20時
