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ひぐらしと ymmt ページ1
「Aのことが大好きです」
一言では表せられないと思ったけどやっぱり僕にはこれが1番なのかもしれない
ひぐらしがうるさいほどに鳴いている8月
汗を拭いながらAは楽しそうに笑っていた
「陸上部は最近どうー？？順調？？」
「大会に向けて対策しまくってるよー バトミントン部は？」
「ぼちぼちかな…w」
そんなささやかな会話も僕には十分過ぎるほど楽しくて… Aと過ごす1秒、1秒の時間が幸福そのものだった
元々、家も近くAとは幼馴染という関係にあり 毎日の登下校を共にし このように一緒にお喋りする というのがルーティーンとなっていた
けれど高校受験が刻一刻と迫っているというのもあり 2人のルーティーンは無くなってしまうかもしれないのだ
(このままAのそばに一生居れたらいいのにな…)
想いだけが募っていく ひぐらしの声がより一層大きく聞こえた
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作者名：くるまふ | 作成日時：2020年12月27日 23時
