海底で恋する fkr×kwmr ページ4
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ブクブクコポコポ......。
ここは海底のように深く、ただ静かに存在している。
「福良?」
僕が目覚めると彼は居なくなっていた。
彼が居たと思われる場所に触れてみると、少し人の温度が残っている。
リビングにでもいるのだろう。
僕は背伸びをして凝り固まった筋肉を解きほぐすような動きをしたあと、いそいそと寝室を出た。
「あ、おはよう」
福良はソファでココアを片手にテレビを見ていた。
「おはよう。今起きた?」
「うん。さっきね」
何度目の朝かはわからない。
しかし、僕らはいつだってそっけないのだ。
そして時に、その愛を確かめたくなる。
本当に存在しているのか、福良の愛は、と。
「おーい、福良くんよ」
僕は努めて明るく彼に話しかける。
「なに?」
やはりそっけない。
「いや、呼んだだけ」
する唐突に彼が僕の腕を引っ張って、気付けば彼との距離はほぼゼロ。
僕は胸が窮屈になって、呼吸さえ難しい状態だったのだけど、彼は悪戯に右の口角を上げて微笑し、
「......ずっと、こうしてほしかったんでしょ」
と言った。
「こうして、俺といちゃつきたかったんでしょう」
それは図星だが、福良の気持ちはどうなのだろう。
「......福良は、どうなの」
目と鼻の先にある彼の目を見ず、僕は言う。
「俺もだよ」
その声はココアより甘ったるく僕の中に入ってきた。
小鳥のさえずりさえ聞こえてくるような静かな朝だったが、僕の鼓動は激しく動いていた。
「好きだよ」
「俺はもっとだけど?」
やはり彼には敵わない。
僕らは深い海の底にいて、誰にも知られず愛し合っていた。
こうして、時たま愛を確かめながら。
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ゆーり。(プロフ) - wtnbさん受け美味しかったですありがとうございます( ˇωˇ )kwkm×wtnbのお話ってできますかね、、、?できるのなら、お願いします!リクエスト&コメント失礼しました! (2020年2月26日 19時) (レス) id: 46907796aa (このIDを非表示/違反報告)
yoyo(プロフ) - 緑茶さん» リクエストありがとうございます!はい、書かせて頂きます。 (2020年2月16日 15時) (レス) id: 482fadba84 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶 - コメント失礼します!リクエストなんですが、編集長×神ってお願いできますかね?シチュはなんでも大丈夫です。 (2020年2月16日 14時) (レス) id: b20aeec65c (このIDを非表示/違反報告)
yoyo(プロフ) - 紫陽花さん» ありがとうございます!作ってみますねー!気長にお待ちください (2020年2月14日 5時) (レス) id: 482fadba84 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - コメント失礼いたします。いつも拝見しています。リクエストでkwmrさん×sgiさんのお話がみたいです (2020年2月13日 21時) (レス) id: 9e4397637e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yoyo | 作成日時:2020年1月24日 0時