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雨の後で潜る fkr×izw ページ17

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まさか、こんなに降るなんて聞いていなかった。

収録が終わり、建物を出た時はもう遅く、外は大雨だった。

俺は駅まで距離のある道のりを、とぼとぼと濡れながら歩いた。

そういえば、今日は朝から身体が重かった気がする。

途中でぶっ倒れるんじゃないかと思っていたが、案外俺の身体は丈夫だったようだ。

とりあえず家で待つ恋人に連絡を入れようと思い、駅のホームで携帯を開く。

『今から帰ります』

するとすぐに効果音が鳴る。

『わかった。体調大丈夫?』

俺の体調不良は、気付かれていたようだ。

最後に会ったのが朝だったから、その時からか。

恋人の観察眼に感心しつつ、俺は電車に乗り込んだ。

しかし、困ったのは電車を降りてからだ。

急に頭が痛くなってきて、意識が薄くなっていく感覚があった。

人気のない住宅街を歩いていた俺は、朦朧とする意識の中で恋人に電話をかけた。

『......もしもーし?伊沢ー?どうした?』

恋人の声だけが、携帯から漏れていた。

俺は頭痛に耐えながら、その場にうずくまった。


目を開ければ、見慣れた天井があった。

窓の方から音がしたので目をやると、まだ大雨は続いていた。

「あ、起きた?昨日、急に電話が来ても無言で、外の雨の音がしたから駅の方まで歩いて行ったら、うずくまってる伊沢がいたから運んだよ」

と手短に事を話した。

「うわ、すみません」

「謝るなら、昨日の自分に謝って」

傘持って行ってって言ったでしょ、と恋人。

「ああ、そうだった......」

急にズキンと頭が鳴って、思わず顔をしかめる。

「これじゃ、体調悪化したね」

恋人はベッドの傍にやってくると、俺の額に手をやった。

「少し熱いね。イチャイチャは明日にお預けかな」

なんて恋人が言うものだから、俺の熱はさらに上がったようだった。

「福良さん、そんなこと考えてたんすか」

「え?ふふっ。秘密」

と言って微笑した恋人を、俺は愛している。

甘い海水の中 izw×sgi [R]→←愛し方の遊泳 wtnb×izw



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ゆーり。(プロフ) - wtnbさん受け美味しかったですありがとうございます( ˇωˇ )kwkm×wtnbのお話ってできますかね、、、?できるのなら、お願いします!リクエスト&コメント失礼しました! (2020年2月26日 19時) (レス) id: 46907796aa (このIDを非表示/違反報告)
yoyo(プロフ) - 緑茶さん» リクエストありがとうございます!はい、書かせて頂きます。 (2020年2月16日 15時) (レス) id: 482fadba84 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶 - コメント失礼します!リクエストなんですが、編集長×神ってお願いできますかね?シチュはなんでも大丈夫です。 (2020年2月16日 14時) (レス) id: b20aeec65c (このIDを非表示/違反報告)
yoyo(プロフ) - 紫陽花さん» ありがとうございます!作ってみますねー!気長にお待ちください (2020年2月14日 5時) (レス) id: 482fadba84 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - コメント失礼いたします。いつも拝見しています。リクエストでkwmrさん×sgiさんのお話がみたいです (2020年2月13日 21時) (レス) id: 9e4397637e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yoyo | 作成日時:2020年1月24日 0時

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