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揺れを追う者 sgi×izw ページ13

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まったくもって、こんなことは言いたくないのだけれど。

俺は恋人を食べてみたい。

俺の恋人は俺より年下で、あどけなさが残る眉で優しく笑い、落ち着いた雰囲気なんか出しちゃって。

さっきまでパソコンに向かっていた伊沢は、気付けば机に突っ伏して居眠りしている。

今だって。

こうして俺の欲望をかきたて、いつだってその揺れの中に引きずり込まれそうになる。

両腕に顔を埋めて眠る恋人の顔は、まるで深海に潜む未だ名のつかない美しい生物のように見えた。

俺はそっと伊沢の傍に近寄り、その真っ直ぐな前髪に触れてみる。

そして彼の頬に指をついて、寝顔を眺めた。

彼は俺の些細な行動に気付くはずもなく、無防備な姿を全開にして眠り続けている。

ふいに、伊沢はゆっくりと目を開けた。

うっすらと開かれた虚ろな目は焦点がはっきりしていない。

「ん、あれ、おれ寝てました?」

恋人は眠そうに喋るのだが、その姿が愛おしく、俺は返事を躊躇う。

「...ん?ああ、寝てた」

「なんか、近くないっすか、すがいさん」

と、恋人は眠気の混じった目を擦りながら言った。

「いやぁ?全然遠いねー、伊沢くんよ」

俺はわざと意地悪に笑って彼を引き寄せた。

「...や、いまは、ちょっと」

恋人は俺の腕を振り払おうとするのだが、まったく無駄な抵抗である。

椅子に座り眠気を伴った伊沢が、そばに立っている俺の力に敵うはずがないだろう。

俺は彼を抱き寄せると、そのまま床へ倒し、馬乗りになった。

いわゆる床ドンなる姿勢である。

「ちょっと、なに」

彼は不機嫌な目で俺を見た。

「んー?なんでしょうね」

俺は彼の手を抑えて、彼の前髪をさらりと流す仕草をした。

「ねえ、ちょっと」

「いいじゃん、誰もいないよ?今」

恋人は必死に俺から逃れようとするが、この状況は圧倒的に俺が有利だ。


「伊沢のせいだからね、無防備に俺を誘惑したりしてさあ。責任とってもらうよ」

と俺が言うと、伊沢は目を見開き、もういいやといった表情で微笑した。

「そうですね。波に引き寄せたのは申し訳ない」

と彼が言ったのを合図に、俺は恋人に口付けした。

漁火のように izw×kwmr [R]→←波打ち際にて ymmt×wtnb



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ゆーり。(プロフ) - wtnbさん受け美味しかったですありがとうございます( ˇωˇ )kwkm×wtnbのお話ってできますかね、、、?できるのなら、お願いします!リクエスト&コメント失礼しました! (2020年2月26日 19時) (レス) id: 46907796aa (このIDを非表示/違反報告)
yoyo(プロフ) - 緑茶さん» リクエストありがとうございます!はい、書かせて頂きます。 (2020年2月16日 15時) (レス) id: 482fadba84 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶 - コメント失礼します!リクエストなんですが、編集長×神ってお願いできますかね?シチュはなんでも大丈夫です。 (2020年2月16日 14時) (レス) id: b20aeec65c (このIDを非表示/違反報告)
yoyo(プロフ) - 紫陽花さん» ありがとうございます!作ってみますねー!気長にお待ちください (2020年2月14日 5時) (レス) id: 482fadba84 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - コメント失礼いたします。いつも拝見しています。リクエストでkwmrさん×sgiさんのお話がみたいです (2020年2月13日 21時) (レス) id: 9e4397637e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yoyo | 作成日時:2020年1月24日 0時

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