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21.8.17M『１h研究』sgi ページ12

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研究開始冒頭、撮影中の須貝がすごい勢いでキッチンに駆け込んできた。

丁度休憩で紅茶を入れていたAと鉢合わせる。

須「ちょ、Aちゃんさ、はかりとボールどこにあるか知らん？！」

A『えぇーー…と、あんまり見た覚えないので…ココの吊り戸棚とかじゃないですかね？』

須「うあーそんなとこかぁ〜俺でも踏み台いるな…。よし、悪いんだけどさ、ちょっと俺今撮影中で急いでて」

A『探して持って行きましょうか？』

須「いや、制限時間あってあと４５分ぐらいしかないからなる早で欲しいわけよ」

A『い、急ぎます！』

須「抱っこしていい？」

A『えぇっ？！』

須「俺がAちゃん抱っこして支えるから、吊り戸棚の中探してくれん？」

A『いや、あの、私重いですし…』

須「ぜっっったい重くない！だからお願い！マジでお願い！ほんと急いでんだわ」

A『うぅ…わ、わかりました』

須「マジで？！ありがと！！よし、じゃ持ち上げるから！いくぞ、せぇーの！！」

A『わっっ！！あ…う、えっと…あ！ボールありました！』

須「よし！はかりは？」

A『はかり…。あ、これかな？あ、ありました！』

須「サンキュー！！よし、じゃ降ろすよ。ほい」

A『これ、ボールとはかりです。あと、あの…腕大丈夫ですか？』

須「ぜんっぜん大丈夫！いやでもマジで恩に着るわ！Aちゃんいてくれてほんと助かった！」

A『役に立てて良かったです。撮影、頑張ってください』

須「おう！任しとけ！絶対いいの作るから！！」

走って撮影部屋に向かう道すがら、電池からの液漏れが原因ではかりが使えないことがわかって少し落胆する須貝だったが。

須(いやーこんなご褒美あるんだったらなんぼでも自由研究やれるわ俺)

Aの感触を思い出しつつ、ニヤついていたという。



今までツッコミにしか回ってもらえなかったのでPではなくガイさんを。

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