報復 ページ31
you side
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クイズ対決は無事(?)終了し、各々自分の仕事に移る。
と言っても私と須貝さんはデスクの方向が一緒なので結局は一緒にいるのだが。
日曜日のためオフィスにいるのは主要メンバーが主。デスクの周りに人はいなかった。
「21点で俺の圧勝だったね」
『あの勝ちは認めない！』
「油断したのはどこの誰？」
『…優勝したら何しよって考えてたら問題読まれてた。あ、』
デスクに到着し、椅子に座った瞬間私は思い出した。そういえば須貝さん優勝したからなんかされるんじゃね私？
『優勝者として何か行動は起こした？』
「んー？伊沢と川上には今日の俺のデザート買いに行ってもらってるよ」
『はや！？しかもデザートって…』
「まあ動画じゃないし緩くね。で、あと1人」
にやにやしながら私の方を見つめる。絶対やばいことされるぞ。パシリか？パワハラか？
『敗北者は従うしかないんで、もうなんでも』
「取り消すなよその言葉！！」
勢い余って放った言葉に私は後悔していなかった。
「じゃあ、俺が照れるまで終われません。はいスタート！」
『、何言ってんの？』
「いつも俺がAちゃんいじってはやられてばっかでしょ？ほら、仕返しのチャンスだよ？」
両手を広げ余裕を見せる須貝さん。どうやらあの手この手で須貝さんを照れさせたら勝ち、らしい。
昨日、今日と引き続き私が赤面しっぱなしだった。確かに仕返しと考えれば楽しいかもしれない。
ただ目の前のナイスガイは本当に余裕そうで、その顔に少し苛立ちを覚える
私がいつも貴方のせいでどれだけ胸を高鳴らせているか、知らないくせに
どんな方法で来ても耐えますみたいな顔しやがって
私は椅子ごと体を移動させ、須貝さんに近づく。
机の上に置かれていた須貝さんの左手に私の右手を重ね、顔を覗き込むように近づける。
『ねえ駿貴、大好きだよ』
放った言葉と共に、重なった手は繋がれる。
『いつも余裕そうで大人っぽくて、私ばっかり気持ちが揺さぶられて、ずるい。私だって、駿貴の心を乱したい』
言ノ葉に嘘の色は見られない
「…参りました」
『はい照れたー！勝ちー！』
大きな右手で顔を隠しながら笑みを浮かべる彼の姿。
繋がれた互いの手は解けることを知らない。
「これ俺ら入る余地なくない？」
「もうデザート食おうぜ」
入口にいたパシリ組に気付く余地すらない程に、2人の空間は甘い色で侵されている
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小湊みどり(プロフ) - 黄色い恐竜さん» 確かに少ないかもしれませんね笑 がんばりましょう＾＾ (2020年5月2日 23時) (
レス) id: 689108e1cd (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - 小湊みどりさん» ひええほんとですか！嬉しいです…あまりいないsgiさんのお話さんの作者様ということで勝手に親近感を抱いていました…笑 がんばりましょう！ (2020年5月2日 21時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
小湊みどり(プロフ) - 黄色い恐竜さん» 初めまして、コメントありがとうございます！続きもどんどん書いていきたいと思います！あと実は私も黄色い恐竜さんの作品とても楽しみにしています…お互い頑張りましょう！ (2020年5月2日 20時) (レス) id: 689108e1cd (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - 初めまして。いつも可愛い二人を楽しみにしていました…！続きがあるとのことで、とっても楽しみにしています＾＾ (2020年5月2日 18時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
小湊みどり(プロフ) - キャラメルフラペチーノさん» ありがとうございます！最後の表現少しこだわりがあったので凄く嬉しいです…！これから他のメンバーとの絡みも増やしていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年4月24日 21時) (レス) id: 689108e1cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小湊みどり | 作成日時：2020年3月16日 13時
