対談 ページ3
you side
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あれから15分ほど川上さんと喋っていると、突然携帯のバイブレーションが鳴り響く。
「ん、俺だ。ちょっと待っててね。多分伊沢さんだから」
『んあーい』
私は咄嗟に出た声があほすぎて少し後悔しながら、後ろ姿になった川上さんを見る。
少し話してから、すぐに川上さんは戻ってきた。
「ぜひお会いしたい、だってさ。今日行ける？」
『ほんとに！？行きたい！』
「じゃ、もう行こうか。俺も講義無いし」
期待に胸を高鳴らせた。緊張もあったが、川上さんが隣にいれば平気だと自分に暗示をかけた。
歩き、電車に乗り、また歩く。
特別遠くはなさそうに感じた。
川上さんがオフィスのドアをがちゃり、と開ける。
「お疲れ様でーす。連れてきましたよ」
「お、待ってました」
目の前にはよく動画で見る顔が。椅子をこちら側に回転させながらら編集長が笑顔で出迎えてくれた。
『初めまして、川上さんから紹介預かりました。
AAといいます。よろしくお願いします！』
「よろしくね。とりあえず色々話せる？」
『はい』
私、隣には川上さん、前には伊沢さんという形で座ることになった。なんだこれ、面接みたい
「じゃあ、軽く自己紹介をお願いしてもいい？」
『はい、AAと言います。東京大学文学部で、行動文化学科です。2年生で今年で20歳です。サークル、部活等は所属していません。塾講師のバイトを週3〜4でやってます』
「おお、丁寧にありがとうね。またもや東大が増えそうだね、しかも行動文化か、いいねえ」
どうやらご満悦のようで、先程よりも深い笑みをこちらに向ける。
「んーと、主にはライターの仕事をやってもらいたいんだよね。記事を書いてもらう仕事」
「Aは読書も趣味ですし、俺も何度かレポートとか見た事あるんですけど、文才えぐいですよ」
『褒めてもなんもでませんよ〜』
「ふふ、仲良いな君ら。なんか今手元にある？文章でもなんでも」
『あ、1本だけ授業で扱った短編なら…』
前々回の授業で制作した短編が今ある。
川上さんにも手伝ってもらったからなかなか納得のいくものになったんだけど、改めて人に見てもらうのは緊張するなあ…
無言でページをめくる伊沢さん。
緊張で心臓がうるさい。
そしてぱたん、と表紙を閉じた。
「…」
『い、いかがでしょう？』
「…120点」
オーバーキルの点数がオフィスに轟いた。
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小湊みどり(プロフ) - 黄色い恐竜さん» 確かに少ないかもしれませんね笑 がんばりましょう＾＾ (2020年5月2日 23時) (
レス) id: 689108e1cd (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - 小湊みどりさん» ひええほんとですか！嬉しいです…あまりいないsgiさんのお話さんの作者様ということで勝手に親近感を抱いていました…笑 がんばりましょう！ (2020年5月2日 21時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
小湊みどり(プロフ) - 黄色い恐竜さん» 初めまして、コメントありがとうございます！続きもどんどん書いていきたいと思います！あと実は私も黄色い恐竜さんの作品とても楽しみにしています…お互い頑張りましょう！ (2020年5月2日 20時) (レス) id: 689108e1cd (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - 初めまして。いつも可愛い二人を楽しみにしていました…！続きがあるとのことで、とっても楽しみにしています＾＾ (2020年5月2日 18時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
小湊みどり(プロフ) - キャラメルフラペチーノさん» ありがとうございます！最後の表現少しこだわりがあったので凄く嬉しいです…！これから他のメンバーとの絡みも増やしていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年4月24日 21時) (レス) id: 689108e1cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小湊みどり | 作成日時：2020年3月16日 13時
